「Fire TV Stick」に、Bluetoothでいろいろつないでみたら、すごく快適になった、というお話。AmazonのFire TVシリーズは、Wi-Fiでインターネットに、HDMI端子をテレビに接続して、ネットの動画コンテンツをテレビで観ようというもの。言わずと知れた、便利な製品。
パソコンなくてもいいのでは
最近はテレビがなくても特に困らない。ドラマの見逃し配信や、スポーツの中継はネットでもやっているし、あの「ポプテピピック」が地上波で放送されていたのも最近知ったくらい。いまテレビがどう使われているのかイメージできず、こうしたデバイスのありがたみも、実感として理解できていなかった。
ところが、ひょんなことから35年ぶりに実家へ帰ることになり、居間に鎮座するテレビと久々に対面。そこには深夜に目覚め、ドラマだか通販番組だかわからない、謎の電波を受信してヒマを潰す不憫な親の姿もあった。
そこで親孝行な私は「Fire TV Stick」を買い、テレビに取り付けた。もっとスペックが高い「Fire TV」にしなかったのは、うちのテレビが小さなブラビア(KDL-32W600A 2013年型)で、4K対応ではなかったからだ。
これで深夜の寂しい時間帯でも、もっとおもしろいネットのコンテンツが見られる。そんな思惑どおり、 Amazon Primeビデオ に入っていた「孤独のグルメ」に親はハマった。めでたしめでたし。
オフィシャルに提供される各種動画サービス以外にも、ミラーリングが便利に使えている。スマートフォンのちょっとした画面、例えば行きたい場所の地図や、買いたいものの写真を、テレビで家族にプレゼンできる。私はiPadを常用しているが、iOSの場合はAirPlayだって使える。大きな画面でものを見るという目的に限れば、スマホとテレビがあれば、もうパソコンはいらないのではないか。
と、言い切りたいところだが、実は不満もある。そのひとつが、文字入力の非人間性だ。