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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第49回

Acrobat DCの見た目をカスタマイズして好みの操作画面にしてみる

2018年03月16日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

提供: アドビ

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「クイックツール」と「第2ツールバー」もいじってみる

 ツールバーの右側には、「クイックツール」が表示されている。ここには、任意の機能をアイコンとして登録できる。深い階層の機能を辿ることなく、ワンクリックで利用できるようになるのだ。たとえば筆者の場合、請求書に電子印鑑を押す作業が多いのだが、いちいちツール画面から「注釈」を開くのは面倒。クイックツールに登録しておけば、楽だ。

 ツールバーの右クリックメニューから「クイックツールをカスタマイズ」をクリックし、利用するツールを選択。「ツールバーに追加」をクリックして、「保存」をクリックすればいい。

ツールバーの右クリックメニューから「クイックツールをカスタマイズ」をクリック

利用するツールを選択して「ツールバーに追加」をクリック

ツールバーからダイレクトに電子印鑑を押せるようになった

 ツールを選ぶと表示される第2ツールバーもカスタマイズできる。こちらは、ツールバーのカスタマイズ方法と異なり、クイックツールと同じような画面で設定する。まずは、第2ツールバーの何もないところを右クリックして、「○○ツールをカスタマイズ」をクリックする。

 カスタマイズ画面が開くので、追加したい機能を選択し、追加していく。すべて選択したら「保存」をクリックすればいい。逆に追加した機能をすべて削除すれば、元の状態に戻る。

第2ツールバーの何もないところを右クリックして、「○○ツールをカスタマイズ」をクリック

第2ツールバーに並べる機能を選択する

第2ツールバーをカスタマイズできた

背景色・文字色をカスタムしてみる

 最後に、見た目のカスタマイズ方法を紹介する。筆者は、この20年間長文を入力する際は、どのソフトを使う場合も黒背景に水色の文字という配色を利用している。PDF文書でも、そのような配色にすることができるのだ。

 「環境設定」の「アクセシビリティ」から「カラーの表示を調整」にチェックし、「ハイコントラスト色を使用」を選択してみよう。黒背景に緑のテキストで表示されるようになる。文字色にこだわるなら「カスタムカラー」で、背景色に黒、テキスト色に水色を選べばいい。見た目上の問題だが、白背景だと目が疲れるという時に利用してみることをオススメする。

「環境設定」の「アクセシビリティ」から「カラーの表示を調整」にチェックし、「ハイコントラスト色を使用」を選択する

黒背景に緑文字になった

「カスタムカラー」で、背景色に黒、テキスト色に水色を選択

黒背景に水色文字という、筆者の常用環境になった

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