2018年春、一番お買い得感が高いミラーレス一眼新機種
デジカメ担当ハシモトがおすすめするミラーレス一眼「EOS Kiss M」
2018年03月13日 12時00分更新
価格的優位もあるが、個人的にはデザインが好き
ミラーレス最上位機種であるEOS M5の現在の実売価格は10万円前後(ボディーのみ)。EOS Kiss Mは8万円前後なので、M5よりも買いやすい。
個人的に気にいっている部分もある。一眼レフのEOS Kissをぐっとコンパクトにしたようなデザインに、EOS Kissを踏襲したバリアングルタッチパネルモニター(EOS Mはチルト式)、エントリーにも関わらずEVFを搭載する点などだ。
実は筆者も以前はEOSユーザーだった。まだミラーレス機のない時代、デジタル一眼レフのEOSを取材に持ち歩いていたが、大きくて重く、加齢とともに体力が持たなくなってきた。
ということで、数年前に軽くて小さい他社のミラーレス一眼に買い替えたわけだが、EOSを見るたびの若かりし頃、いろんな場所に飛び回っていた自分を思い出す。EOS kiss Mであれば、再び持ち歩くこともできそう。
EVFを搭載するのに操作ダイヤルが1つだけで露出補正ダイヤルがないなど、ファインダーを覗いて撮影するスタイルに慣れていると物足りない面もあるが、普通のAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼として見て、高い買い物ではないように思う。
全体的にバランスのいいデジタル一眼
冒頭でも書いたが、この春はさまざまなデジカメ新製品が登場した。そして、ユーザーによってベストバイは異なると思う。プロ仕様の画質を求めるのか、究極なまでの精細さを求めるのか、スポーツ撮影にも対応できる連写・AF性能を求めるのか……。
その中で、EOS Kiss Mはトータルでバランスの取れた機種のように思う。突出する部分はないが、ストロボもEVFも内蔵し、オールラウンドで便利な1台と言えそう。
EOS Kiss Mの主なスペック | |
---|---|
撮像素子(画素数) | APS-C CMOSセンサー(2410万画素) |
最高感度設定(拡張) | ISO 25600(ISO 51200) |
連写速度(追従/固定) | 秒間7.4コマ/10コマ |
動画 | 4K/24p、4Kタイムラプス対応 |
モニター | 3型104万画素、バリアングル式タッチパネル |
EVF | 約236万画素有機ELパネル |
ストロボ | 内蔵 |
ネットワーク | Bluetooth、無線LAN、NFC対応 |
本体サイズ | 幅116.3×奥行き58.7×高さ88.1mm |
重量(ブラック/ホワイト) | 約387g/約390g |
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