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レノボ、性能が61%向上した「ThinkStation P520」を発表

2018年02月13日 16時20分更新

文● 上代瑠偉/ASCII

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 レノボ・ジャパンは2月13日、メインストリームワークステーション「ThinkStation P520」と「ThinkStation P520c」、モバイルワークステーション「ThinkPad P52s」を発表した。

 ThinkStation P520はAutodesk、Avid、Dassault、PTC、Siemensなど主要なアプリケーションベンダーの認証を取得し、解析やシミュレーション、レンダリング、映像編集などに高いパフォーマンスを発揮。最大18コア/36スレッド対応のインテル Xeon Wプロセッサー、VRや高精細な映像データも快適に扱えるNVIDIA Quadro P6000を搭載できる。SPECviewperf 12によるベンチマークテストでは前世代モデル比61%の大幅な性能向上を実現したという。

 Quadro GP100やSkylake世代のCPUの選択も可能。Windows 7の環境引き継ぎもできる。最大256GBまでメモリーを装備でき、部品点数の多い自動車関連などデータ量の多いCADデータを扱う際も快適とする。さらにインテル VROCに対応し、コストを抑えて容易にRAID構成を構築できるため、貴重な設計やデザインデータの保護、トラブル時の業務停止を防ぐ。

 そのほか、OSはWindows 10 Pro for Workstations(64bit)、ストレージベイは5.25インチ×2基、3.5インチ×2基、オンボードM.2 SSDは2スロット用意。拡張スロットはPCIe x16×2、PCIe x8×1、PCIex4×2、PCI×1。インターフェースはUSB 3.0×8(前面:4、背面:4)、USB 2.0 × 2(背面)、9 in 1メディアカードリーダー、有線LANポート、PS/2ポート ×2(マウス、キーボード用)、DVDスーパーマルチ・ドライブを搭載している。電源容量は690Wまたは900W、サイズが幅165×奥行き460×高さ440mm。直売価格は42万9840円。

 ThinkStation P520cは最大18コア/36スレッドのインテル Xeon W プロセッサー、NVIDIA Quadro P5000を搭載可能、最大メモリー128GBまで対応。ThinkStation P520と同程度のパフォーマンスを備えつつ、拡張性を抑えている。28Lサイズのコンパクト設計で、スペースの限られたデスクへの設置も可能。CADやCAE、解析、映像編集などが快適に作業できるという。

 そのほか、OSはWindows 10 Pro for Workstations(64bit)、ストレージベイは5.25インチ×2基、3.5インチ×2基、オンボードM.2 SSD×2スロット、拡張スロットがPCIe x16×2、PCIe x8×1、PCIe x4×1。インターフェースはUSB 3.0×6(前面:2、背面:4)、USB 2.0×2(背面)、9 in 1メディアカードリーダー、有線LANポート、PS/2ポート×2(マウス、キーボード用)、DVDスーパーマルチ・ドライブを搭載している。電源容量は500W、サイズが幅175×奥行き426×高さ376mm。直売価格が51万1920円。

 ThinkPad P52sは最薄部19.95mm、質量1.99kg、従来機「ThinkPad P51s」と変わらない薄型軽量ボディーに新たにクアッドコア・プロセッサーを搭載。Bentley、Dassault、Siemensなど主要ソフトウェアベンダーのISV認証を取得し、CADやデジタルコンテンツ制作はもちろん、クアッドコア化により簡単な解析やレンダリングまでカバーできる。最大約25時間の長時間バッテリー駆動により、CADデータを持ち込んで打ち合わせをしながら修正作業をする、撮影現場で簡単な編集加工を対応するなど、外出先でも高い生産性の維持が可能。パーツメーカー、建築・設計業、クリエイターのモバイルワークをサポートする。

 そのほか、OSはWindows 10 Pro 64bit、プロセッサーはインテル Core i7 プロセッサー、グラフィクスはNVIDIA Quadro P500、メモリーは最大32GB(DDR4 2400MHz)、ストレージベイは最大2TB、ディスプレーは15.6型UHD(3840×2160ドット)IPS、またはFHD(1920×1080ドット)IPS。直売価格が27万4320円。

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