PCやコンシューマー機でゲームをプレイするとき、ディスプレーに気をつかう人は多いが、意外とサウンドは二の次にしている人もいるのではないだろうか。ゲームの臨場感を高めるなら、サウンド環境を改善するのは有効な選択肢といえる。そこでオススメしたいのが、ポン置きで音環境を劇的に改善するゲーム向けスピーカーの設置だ。今回紹介するAVerMediaの『SONICBLAST』シリーズは、ディスプレーの前に置いて利用する「サウンドバー」と呼ばれるジャンルのスピーカーで、ゲームはもちろん、スマホとBluetooth接続して音楽を楽しむという使い方もできる製品だ。
『SONICBLAST』には2つのモデルがあり、2インチスピーカーユニット4つと2インチパッシブラジエーター2つを搭載した2chサウンドバー『SONICBLAST GS331』、もう1つは2インチスピーカーユニット4つと3インチのサブウーファー2つを搭載した2.1chサウンドバー『SONICBLAST GS333』だ。
それからもう1つ、さらに重低音を楽しむための6.5インチスピーカーを搭載した別売の専用サブウーファー『SONICBLAST GS335』も用意されていて、どちらのサウンドバーとも接続できる。しかもこのサブウーファーはワイヤレス接続のため、サウンドバーとの接続ケーブルは必要ない。電源さえ確保できれば、どこでも設置できる。
基本的には、どちらのサウンドバーも機能は一緒だ。入力端子は背面にあり、ステレオミニジャックとピンプラグ(左右)、光デジタル入力が用意されている。USB端子があるのは、USBメモリーに楽曲を保存して、それを再生する機能が用意されているためだ。
本体側面にある電源を入れると、スピーカーのある正面中央部のLEDが点灯する。電源が入っていないと赤色で、ライン(ステレオミニジャック)なら緑色、ピンプラグなら白色、光デジタルなら黄色、USBなら青緑と、入力を切り替えるごとに色が変化するので、この色を見れば現在のモードを判断できる。これはけっこう便利だ。
操作には付属のリモコンを使用する。3つのサウンドモード「ゲームモード」、「映画モード」、「音楽モード」が用意されており、これらを切り替えることでそれぞれ音質が変化する仕組みだ。
今回は、PS4 Proと接続して使ってみた。PS4とPS4 Proには光デジタル出力が用意されているので、これを利用している。もし手持ちのPS4がSlimタイプなら、光デジタル出力が備わっていないため、テレビなどにHDMI入力し、そこからピンプラグなどで本製品に出力することになるだろう。また、PCなどで光デジタル出力がなければ、ステレオミニジャックを利用するといい。
ちなみに光デジタル出力を利用した場合、ゲームや映画が5.1chなどのサラウンド出力に対応していれば、左右の出力とウーファーの出力が別の信号になるので、よりクリアなサウンドが楽しめる。臨場感がグッと高まるので、なるべく光デジタルケーブルを購入して利用することをオススメしたい。
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