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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第33回

Droboを使って月額料なしの自前クラウドを作る!

スマートフォンで撮った写真はDroboPixでカンタン保存

2018年02月07日 11時00分更新

文● 飯岡真志、編集 ●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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スマートフォン&Droboは最強タッグ

 実際にDroboPixを使ってみると、Droboとスマートフォンというのは、非常に相性が良い組み合わせではないかと感じられた。いつでもどこでもユーザーが持ち歩き、写真や動画の撮影というかたちで情報を収集するツールであるスマートフォンと、集められた写真・動画のデータを安全に保管し、データ増に対してもHDDの追加や交換で対応できるDrobo。そしてその両者がDroboPixというアプリを介して、「さあこれからバックアップしちゃうぞ」とわざわざ意識することなく結合されることで、1つのシステムになった感がある。

 また写真や動画を閲覧する際も、Droboのある自宅/オフィスならPCやMacの大きな画面で複数の写真を並べたり、高解像度のまま写真を表示できる等のメリットがある。外出時でも、DroboAccessを用いることでスマートフォンの画面を介してDroboに保管されたデータにアクセス可能だ。シチュエーションごとに最適なアクセス方法が選べるというわけだ。

 今回DroboPix、DroboAccessを組み合わせて実現したような写真・動画バックアップの仕組みは、クラウドストレージが提供するサービスを利用することでも実現可能だ。ただしこれらのサービスは、フリーミアムモデル(とりあえず無料で試用させて、フルサービスを利用するためには課金が必要)で提供されていることが多く、無料では容量が少なすぎるし、課金した場合にはそれなりの費用がかかる(例:代表的なクラウドストレージDropbox Proの場合、年額12,000円で容量は1TB)。

 その点、DroboとDroboAppsを利用した場合にはDrobo本体(とHDD)の費用だけで、追加の支払いは不要だ。使用できる容量は、「とりあえず64TB」と思っておけば良いだろう。毎日4K 30fpsの動画を30分撮影(約10GBくらいのデータサイズ)する暮らしを、17年以上続けられる計算になる。Droboは良さそうだけど「でもお高いんでしょう?」とお考えの方は、こういう使い方もできるということをぜひ頭に入れておいてほしい。

NASモデルやサーバールーム向けモデルもラインアップ

 Droboシリーズには、家庭向けからサーバーとの接続に使うハイエンドストレージまで、多くの製品を用意している。ここでは、大企業の部門/中小企業から、家庭でも使える製品を紹介しよう(写真をクリックすると、メーカーページに飛びます)。

2017年9月登場の「Drobo 5D3」。HDDベイはDrobo 5DtやDrobo 5Nと同じく5ベイを搭載し、もちろん64TB・4Kn HDD対応だ。高速インターフェイスThunderbolt 3に対応し、USB3.0の「type-Cコネクター」を採用する点も大きな特徴となる

2016年11月に発表されたばかりの「Drobo 5C」。手軽に購入できるモデルながら、HDDベイはDrobo 5DtやDrobo 5Nと同じく5ベイを搭載し、もちろん64TB・4Kn HDD対応だ。インターフェイスに、USB 3.0の「type-Cコネクター」を採用する点も大きな特徴となる

DroboAccessをはじめとするDroboAppsが利用できる、8ベイ搭載NASモデル「Drobo B810n」。Gigabit Ethernetポートを2基搭載し、複数のネットワークへの接続やリンクアグリゲーションが可能。4Kネイティブ(4Kn)HDDに対応しており、最大ボリュームサイズは64TBに達する。アクセス頻度の高いファイルを自動的にSSDへ配置し体感速度を向上させる「Automated Data-Aware Tiering(自動最適配置機能)」も搭載だ

iSCSI SAN、冗長化電源などに対応し、12ベイを搭載する企業向けモデル「Drobo B1200i」

(提供:プリンストン)

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