Vega 12がなにになるかが鍵となる
2018年AMD GPUロードマップ
以上を加味して制作した(今回は本当に情報が皆無なので、Vega 12のところは100%筆者の推測である)のが下図のロードマップである。
Vega 12というコード名は以前から流れていて、当時はVega 10ベースのFire Pro向け製品といわれていたが、実際にはここにVega 10が入っているところをみると違うのは確実だ。
ただVega 12というコード名があることも事実なので、これをGDDR6を利用する製品にあててみた。シェーダーの構成や動作周波数・消費電力などはまったくの推測である。
ちなみにVega 11についてはデスクトップに降りてくる気配が皆無なのでロードマップから省いた。また7nm Vega(これがVega 20だろう)についてもRadeon Instinct向けで、Radeon Vega Frontier Editionの後継になりそうな製品は2019年以降になりそうなので、こちらもロードマップからは省いている。
この連載の記事
-
第803回
PC
トランジスタの当面の目標は電圧を0.3V未満に抑えつつ動作効率を5倍以上に引き上げること IEDM 2024レポート -
第802回
PC
16年間に渡り不可欠な存在であったISA Bus 消え去ったI/F史 -
第801回
PC
光インターコネクトで信号伝送の高速化を狙うインテル Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第800回
PC
プロセッサーから直接イーサネット信号を出せるBroadcomのCPO Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第799回
PC
世界最速に躍り出たスパコンEl Capitanはどうやって性能を改善したのか? 周波数は変えずにあるものを落とす -
第798回
PC
日本が開発したAIプロセッサーMN-Core 2 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第797回
PC
わずか2年で完成させた韓国FuriosaAIのAIアクセラレーターRNGD Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第796回
PC
Metaが自社開発したAI推論用アクセラレーターMTIA v2 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第795回
デジタル
AI性能を引き上げるInstinct MI325XとPensando Salina 400/Pollara 400がサーバーにインパクトをもたらす AMD CPUロードマップ -
第794回
デジタル
第5世代EPYCはMRDIMMをサポートしている? AMD CPUロードマップ -
第793回
PC
5nmの限界に早くもたどり着いてしまったWSE-3 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU - この連載の一覧へ