続いてはDirectX11ベースの中でも重量級である「Assassin's Creed: Origins」で検証する。画質はプリセットの“最高”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用して平均fpsだけ比較した。
CPUもGPUもフル回転に近い負荷をかけるベンチマーカー向けのゲームだが、こんなゲームでもフルHDでは素のTITAN Vは本気を出してくれない印象。
このゲームでもWQHDより上の解像度でフレームレートを伸ばす。さすがにGTX 1080Tiとの差は非常に小さいので、グラフィックエンジン側で相当重い処理をして、それがボトルネックになっている印象がある(CPUは6コア12スレッドで若干余裕がある状態)。
DirectX11ベースのゲームの最後を飾るのは、昨年末に正式版がリリースとなった大人気タイトル「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」のパフォーマンスをチェックする。
正式版で追加された砂漠マップ用の待機所に出現したところで一定のコースを走り、その時のフレームレートを「Fraps」で計測する。画質は“ウルトラ”とした。
PUBGはベータを脱出して大分軽くなったような印象を受けるが、一定のフレームレートでキャップがかかるため、ハイエンドGPUは高解像度でないとあまり意味がない。
フルHDではGTX 1080Tiに負けるが、WQHD以上で逆転、4Kで完全優位というのはこれまでのゲームでも見られていた図式だ。今回は待機所におけるフレームレートだけの計測だが、OCすれば60fps以上を維持できたことは非常に興味深いところ。
解像度を上げると遠方の視認性があがり有利になるゲームなので、これはVoltaベースのコンシューマー向けGPUが楽しみになってきた。
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