柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第35回
容量無制限で使えるBoxを活用し、kintoneで管理
ビジネスクラウド「Box」とkintoneを連携させてみる
2017年12月28日 11時00分更新
アプリを設定してみる
最初にアプリの設定が必要になるので、歯車アイコンをクリックする。設定項目は4つあり、「Box親フォルダID」にはkintoneからデータを保存するフォルダのIDを入力する。ブラウザーでBoxにアクセスしてフォルダを開き、URLを見てみよう。「https://genkabar.app.box.com/folder/01234567890」の最後の数字の羅列が親フォルダIDとなる。
「kintoneキーフィールド」には「フォルダ名」、「Box共有リンクの格納先」には「Box」を指定する。「Box 共有リンクのアクセス権」は3種類から選べる。「Collaborators」はフォルダに招待されているユーザーがアクセスでき、「Company」は「Collaborators」ユーザーに加え、同じ企業のメールアドレスを持っているユーザーがアクセスできる。「Open」は誰でもアクセスできるようになる。設定したら「保存」をクリックし、続けて「アプリを更新」をクリック。すると、連携確認画面が開くので、「Boxへのアクセスを許可」をクリックする。これで準備完了だ。
新規レコードの追加画面でフォルダ名を入力して保存すると、親フォルダの中に指定のフォルダ名が作成される。そこにファイルをドラッグ&ドロップすればアップロードされる。画像をサムネイル表示したり、PDFなどをプレビューしたりできるようになる。もちろん、ファイルのダウンロードも可能だ。
kintone上でアクセスしているが、ファイルはBoxに保存されているので、もちろんBox側からもアクセスできる。これで、kintoneを介してどんなファイルでも無制限に扱えるようになる。
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