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KTUの自作キーボー道 第1回

人はなぜキーボードを自作するのか? “キーボー道”への誘い

2018年03月12日 12時00分更新

文● 加藤勝明 編集●北村/ASCII編集部

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QWERTY以外の文字配列もある

 さらに言えば、文字の配列もデファクトスタンダードであるQWERTYは決して効率のよい配列ではない(TYPEWRITERという文字を素早く打てるようにするためあえてこうしたとか、諸説あるが……)。

 利用頻度の高いキーをホームポジション付近に集めるとか、母音と子音を左右に分けて交互撃ちできるようにした配列などが今でも開発されている。

 DrovakやColemakといったモダンな配列のことを耳にした人もあるだろう。比較的古いDrovakはOS側でサポートされていることもあるが、それ以外の配列を使いたい場合は、自分でカスタマイズする必要がある。

 OS側でキーマップを変える方法や、キーボードのマクロ機能を使って入れ替える方法があるが、自作キーボードならキーの配置はいかようにでも変更できる。Aのキーが左右に1つずつあっても良いのだ。

どの文字をどこに置くかという問題も配列のひとつ。これはオーソドックスなQWERTY配列だが、ご存じの通り左手側に重要な文字が偏っているうえに、指の移動が辛い所に重要なキーがあったりする。だが皆これに慣れているからという理由だけで、これを使い続けているのだ

これは「Dvorak」と呼ばれる配列。左手が母音、右手側に子音を配置し、Aの段に使用頻度の高い(英語的にだが)キーをまとめている。中段の使用頻度が高いなど考えられており高速入力が可能とされるが、QWERTY配列前提のショートカットが使いづらい

QWERTY前提のショートカットキーはDrovakとは相性が悪いので、Drovakのコンセプトを採り入れつつ、QWERTYからの移行コストを抑えた配列がこの「Colemak」

 市販のキーボードはスタンダードなRow-Staggeredな配列が大多数。キー数を絞ったモデルもあるが、配列に関しては保守的な製品が多い。ISO Enter&テンキーなし、Aキー横がCtrlキーでスペースバー大きめが良いといったニッチな好みに応えてくれる製品が出るまでじっと待つのか……いや違う。好みの配列がなければ、好みの配列のキーボードを自作すれば良いのだ!

 というわけで第1回はこれで終了だ。次回はキーボード自作に挑戦するが、難度の低いところから攻めて行く予定だ。

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