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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第28回

Thunderbolt 3対応Droboが登場!

USB Type-C時代到来? ならば外付けストレージはDrobo 5D3で

2017年09月27日 15時00分更新

文● 飯岡真志、編集 ●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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機能はRAID以上だが、利用は容易

 既存のストレージ機器にはない先進的な特徴を備えたDroboだが、使う上では特別な知識を必要としないという点も忘れてはならないポイントだ。Droboを管理する際には、接続するパソコン(Windows or Mac)上でDrobo Dashboardという名のアプリケーションを起動するのだが、何か問題が生じてHDDの追加や交換が必要な場合にはDrobo Dashboard上に指示内容が表示されるので、それに従えばよい。

 実際には、Drobo本体前面に備えてあるLEDの発光・点滅の状態を見るだけで、どのHDDを交換するのか、どの空きベイにHDDを追加するのかがわかるので、より簡単だ。

右サイドのLEDで各HDDの状態、下部のLEDでストレージ容量の空きが分かる

 RAID技術を採用したストレージと同等のデータ保護機能を備え、HDDの容量や台数の面で柔軟な運用が可能で、専門的な知識を持たないユーザーでも使える。それがDroboだと覚えてほしい。

あらためてDrobo 5D3

 Drobo 5D3は、WindowsパソコンやMacと直接接続して利用するタイプのストレージだ。この形式のストレージはDAS(Direct Attached Storage)と呼ばれている。Drobo 5D3発売以前、DAS型のDroboのラインナップは、エントリーモデルのDrobo 5C、標準モデルのDrobo 5D/5Dtという構成になっていた。

 Drobo 5DはインターフェイスにUSB 3.0とThunderbolt(2つ)を採用しているのに対して、Drobo 5DtはThunderboltに替えてThunderbolt 2のインターフェイスを2つ備えている。いわば、インターフェイスの進化に合わせてDroboの新型が登場したということである。
Drobo 5Dが進化した! Thunderbolt 2対応のDrobo 5Dtを試す

 昨今では、MacBook Pro(Touch Barが付いている世代)にThunderbolt 3が搭載されているし、最新のWindowsノートには一般的なUSBのType-A(裏表があって、差し込む時にたいてい失敗するコネクターのこと)に加えてUSB Type-Cのコネクターを備えているものが増えている。

 WindowsノートやMacBook ProなどUSB 3.1 Gen 2(10Gbps)やThunderbolt 3(40Gbps)を備えた機種が登場している。これらの新しいインターフェイスに合わせて進化したDAS型のDroboが、今回紹介するDrobo 5D3というわけだ(DroboのThunderbolt 3はMac専用)。 標準モデルであるDrobo 5Dの流れを汲む機種であるため、Drobo 5D3にもSSDキャッシュモジュールを搭載する「アクセラレーターベイ」が設けられている(SSDキャッシュ自体は別売)。

 Thunderbolt 2に対応する機種が5Dt(tはTurbo Editionのt)なら、Thunderbolt 3に対応したモデルは5Dtt(Twin Turbo)あたりになるのかと妄想していたが、5D3となったようだ。

Drobo 5D3の外箱背面。インターフェイスに「Thunderbird 3 & USB 3.0」の文字が!

 なお前述のDrobo 5Dtの国内発売当時(2016年9月)に書いた記事では、「Drobo 5DがThunderboltに対応しているのに対し、Drobo 5DtはThunderbolt 2に対応した」というように書いていたし、実際に当時の資料にもそう書いてあった。その後、型番が「PDR-5D」から「PDR-5DA」に変化、2017年9月現在、Drobo 5DのほうもThunderbolt 2に対応している。


 

(次ページ、「写真で見るDrobo 5D3」に続く)

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