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Windows 10ライセンスのマルチテナント型クラウドへの持ち込みが可能に

Windows 10が使えるクラウドを認定する「QMTH」プログラムを8月開始

2017年07月12日 11時50分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 マイクロソフトは米国時間7月10日、WindowsクライアントOSのライセンス規定を改定し、9月6日以降、Microsoft Azureおよび同社が認定するサードパーティーのクラウドで、Windows 10の仮想デスクトップ環境(VDI)の利用を可能にした。同社はこれまで、マルチテナント型ホスティング環境でのWindowsクライアントOSの利用を許可していなかった。

 併せて、Windows 10およびOffice 365の利用を許可するサードパーティーのマルチテナント型クラウドを認定する「Authorized Qualified Multitenant Hoster(QMTH)」プログラムを新設。8月1日からプログラムを開始する。QMTHプログラムに認定されたクラウドパートナーの詳細はまだ明らかになっていない。

 AzureおよびQMTH認定クラウドに持ち込めるようになったWindowsクライアントライセンスの種類は、CSP(クラウドソリューションパートナー)が販売する(1)「Windows 10 Enterprise E3」サブスクリプションライセンス(SAまたはVDAの契約が必要)、(2)「Windows 10 Enterprise E5」サブスクリプションライセンス(SAまたはVDAの契約が必要)、(3)「Microsoft 365 Enterprise」に含まれるWindows 10 Enterprise E3/E5のサブスクリプションライセンス。

 いずれも、ユーザー単位の月額制で利用できる法人向けライセンスだ。Windows 10アップデートの種類は「CBB(Current Branch for Business)」が適用される。

 Microsoft 365 Enterpriseは、2016年から「Secure Productive Enterprise」の名称で提供していたサービスパッケージをリブランドしたもの(7月10日に開催されたパートナーカンファレンス「Inspire 2017」で新名称が発表された)。「Office 365 Enterprise」、「Windows 10 Enterprise E3またはE5」、Azure Active Directoryとモバイルデバイス管理サービス、セキュリティサービスをパッケージした「Enterprise Mobility + Security(EMS)」が含まれる。

「XenDesktop Essentials」が利用可能に

 マイクロソフトは、AzureにホストするVDIサービスの提供においてシトリックスと提携しており、AzureからXenDesktopベースのWindwos 10 VDIサービス「XenDesktop Essentials」を3月にリリースしている。XenDesktop Essentialsは、リリースされたもののWindows 10ライセンスがAzureに持ち込めない状態が続いていたが、9月6日から、ようやく利用できるようになる。

 また、5月にはヴイエムウェアもWindows 10のVDIサービス「VMware Horizon Cloud」をAzureから提供することを発表した。こちらは、2018年前半に提供開始予定だ。

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