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仮想デスクトップサービス「Horizon Cloud」をAzureから提供

VMwareが「Windows 10 on Azure」発表、Citrixに続く

2017年05月17日 12時45分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 米ヴイエムウェアは5月16日(米国時間)、仮想デスクトップサービス「VMware Horizon Cloud」をMicrosoft Azureから提供すると発表した。Azure上にホストしたVDI(仮想デスクトップ環境)でWindows 10のクライアントOSイメージを実行する「Windows 10 on Azure」を実現する。

 Horizon Cloudは、パブリッククラウドにホストした仮想デスクトップ環境と、オンプレミスの認定HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品上にある仮想デスクトップ環境を、クラウド上のコントロールプレーンから統合管理するもの。コントロールプレーンは、ヴイエムウェアが管理するマネージドのクラウドサービスとして提供する。

 これまで、Horizon Cloudの仮想デスクトップ環境をホストできるパブリッククラウドはIBM Bluemix IaaS(旧SoftLayer)のみだったが、今回、AzureのIaaSへのホストにも対応した。Horizon Cloudの仮想デスクトップ環境はWindows 10に対応し、Azure上でWindows 10の仮想デスクトップ環境を実行するWindows 10 on Azureが実現できる。

 Horizon Cloudにはサブセットとして仮想アプリケーションサービス「Horizon App」がある。Horizon CloudとAzureが接続可能になったことで、Horizon Appの仮想アプリケーション環境もAzure上にホストできるようになる。2017年後半に先に仮想アプリケーションの提供を開始し、続いて2018年初頭に仮想デスクトップの提供開始を予定している。

Windows 10 on Azure解禁は間もなくか

 Azure上の仮想デスクトップサービスについては、先行して米シトリックスが「Citrix Cloud」を発表し、Azureにホストする仮想デスクトップを「XenDesktop Essentials」の名称で3月に提供開始している。併せて、Azure上の仮想アプリケーションサービス「XenApp Essentials」もリリースした。

 Citrix Cloudも、ヴイエムウェアのHorizon Cloudと同様に、クラウド上のコントロールプレーンとユーザーの実利用環境を分離して、パブリッククラウドやオンプレミスにある仮想デスクトップを統合管理する仕組みだ。Citrix Cloudの場合、コントロールプレーンもAzureにホストされている。また、XenDesktop EssentialsとXenApp Essentialsは、Azure Marketplaceからの展開に対応しており、Azureとの接続についてはシトリックスがだいぶ先行している。

 しかしながら、XenDesktop EssentialsもHorizon Cloudも、Azure上でWindows 10の仮想デスクトップサービスを提供するためには、マイクロソフトによるWindows 10クライアントライセンスの規約改定を待たなければいけない。

 現行のWindowsクライアントOSのライセンス規定では、Azureを含み、マルチテナント型ホスティング環境でWindowsクライアントを利用することは許可されていない。マイクロソフトは、近日中に規定を緩和し、Azureおよびマイクロソフトが認定するサードパーティーのクラウド上でのWindows 10利用を許可するとアナウンスしているが、5月17日時点で規定は改定されていない。

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