モダニティは7月5日、新型トゥルーワイヤレスイヤフォン「EARIN M-2」の発売を発表した。価格は3万2184円でアルミニウムの発売が2017年秋、ブラックは2017年8月末予定となっている。
トゥルーワイヤレスイヤフォンというカテゴリにおける最初の製品「EARIN M-1」の後継にあたるモデル。
前モデルからオーディオ品質を向上させ、低レイテンシーを実現し、バッテリー駆動時間を伸ばしたという。具体的にはNXPのMiGLO技術を採用した。
MiGLO技術は近距離磁気誘導(NFMI)を採用した小型オーディオ機器ソリューションで、低周波磁気による無線伝送方式で左右のイヤフォン間を接続する。
NXP ジャパンの平賀氏によると高周波電波の場合、水分(人体)に吸収されてしまうため音切れの課題があったという。またイヤフォン同士の通信時に、人の体を避けるため、大きな出力で頭を迂回して通信させていたと話す。
NFMIは10MHz程度の低周波磁気を利用し、水分に吸収されにくいため、音切れを解消させられるとのこと。さらに頭を迂回することなく片耳からもう一方の耳に最短距離での通信も可能なため、消費電力も抑えられるという。低レイテンシーについては独自プロトコル通信によって実現させたと平賀氏は説明した。
新モデルにはノイズリダクション機能も追加された。片方のイヤフォンに2個のマイクを搭載することで、通話時には周辺のノイズを低減させ、相手にクリアな声を届けられるようになった。また通話相手側のノイズもカットでき、相手の声を聞き取りやすくしたという。
これによりレストランや駅などの騒々しい場所でも、移動することなく通話が可能になった。なお、専用アプリでノイズリダクションの低減レベルを調整できるとのこと。
さらにイヤフォン本体にタッチセンサーを搭載。タッチで音楽のオンオフ、着信の応答、Siriなどの音声アシスタント対応が可能だ。ノイズリダクションのオンオフもタッチで変えられる。
イヤフォンの再生時間は最大3時間、充電ケースはフル状態であれば3回充電可能。
そのほかスペックはバランス度・アーマチュア型6.5mmドライバー、周波数特性は20~20000Hz、インピーダンスは22Ω、対応コーデックはAAC、aptX、SBCなど。イヤフォン本体の重さは片方3.5g。