前回はiPhone、前々回はカシオのコンデジ「ZR4000」で猫を撮る話をしたわけだが、実際にはこの2台とデジタル一眼をケースバイケースで使い分けてるのである。
GWなのでちょっと行楽。電車に揺られ、ハイキングだかピクニックだかに出かけたのであるが、自然の中を歩いてる途中、遠くにちょこんと転がってる猫を発見。
首から提げてたオリンパスのミラーレス一眼「E-M1 Mark II」には、12-100mmという広角からそこそこの望遠までを1本で撮れる、ちょっとしたお出かけには超便利な、いや便利すぎて人間が堕落するレベルのレンズがついてる。このレンズ、便利な上に描写力も高いのでヤバいのだ。
近づいて逃げられてしまってもイヤなのでまずは遠くから望遠で1枚。
ふにゃって顔でこっちを見てる。白黒なんだが黒い顔なのに口元だけ白くてそれがめちゃかわいい。
カメラを持ってそーっと近づくと……なんと微動だにしない。というか人にめちゃ慣れてるっぽい。
日陰でずっと転がってる。
慣れているのならぐぐっと近づかせてもらおうじゃないか、ってんでレンズを広角側にして至近距離で撮影。
今日のポイントその1。同じように猫を撮っても広角と望遠で写りが全然違う。望遠だと猫の形がキレイに出て背景も少ししか写らない。
広角で近づくと遠近が強く出る(この場合だと身体がデカく顔は小さく)し、背景も広く撮れるので撮影場所の雰囲気もわかる。逆に撮影場所を曖昧にしたいときは広角は避けるべし。
この猫とちょっと戯れようと思ってバッグを置くと、柵の向こうからどこからともなく別の猫が現れた。どこから来たのかわからなかったほど突然目の前に。
どうも、なんかごはんでももらえるんじゃないかと思ったらしい。斜面を勢いよくかけあがってきたのだ。白黒猫は見張りだった?
でもこの猫、フェンスを越えてはくれない。ちょっと安全なところでストップ。
よし、ってんでここでレンズ交換。「75mm F1.8」というちょっと望遠で背景がすごくキレイにぼけるレンズを持ってきてたのだ。
白黒の猫はしばらく遊んでくれそうなので、あとからやってきた白キジのハチワレっ子がターゲットである。

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