迫力が物足りない場合は後からアップグレード可能
設置はごく簡単。薄型テレビの前にSoundTouch 300を置き、テレビとHDMIケーブルで接続するだけ。BDレコーダーがある場合は、HDMI出力を本機のHDMI入力に接続する。
次に行なうのは、いわゆる自動音場補正機能の「ADAPTiQ」での測定だ。操作ガイドは音声で、きちんと日本語を選択することが可能。測定も5ヵ所での測定を行なうなど本格的なものになっている。
ちょっとユニークなのが付属する測定用のマイク。ヘッドバンドのようなパーツにマイクが付いており、自分の頭に装着して測定を行なう。視聴する高さに合わせて3脚などを使う必要がないのは便利だ。
測定後に部屋の環境に合わせた最適化が行なわれ、これで準備は完了だ。
壁の反射を利用するため、部屋の形状の影響を受けやすい問題はあるが、自動音場補正もあるのであまり神経質になることはないだろう。なにより、かなり広い範囲で良好なサラウンド効果が得られるのも大きな特徴。広いリビングで使いやすいだろう。
SoundTouch 300には、別売のオプションとしてアクースティマスベースボックス(サブウーファー)や後方に配置するサテライトスピーカーも用意されている。
これらを追加することでリアル5.1chシステムへのグレードアップもできるのだ。ちなみに、サブウーファーとサテライトスピーカー(2個1組)をすべてセットで購入した場合の価格は19万9800円(直販価格)。
後から追加購入することもできるので、もっと低音が欲しい、後方の音をもっとリアルにしたいと感じたら検討するといいだろう。
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