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T教授の「戦略的衝動買い」 第407回

納期3ヵ月待ち! 6万円台で買える手書き対応モバイル「YOGA BOOK」を衝動買い!

2016年11月30日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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いろいろな紙に手書きすることで
入力できる「リアルペン」

 続いては、Windows 10 モバイルPCであるYOGA BOOKの最大の特徴である「リアルペン」を簡単に紹介したい。

ごく普通に議事録を手書きで取るならこのスタイルがグッドだ

ごく普通に議事録を手書きで取るならこのスタイルがグッドだ

BOOK Pad(左)にYOGA BOOK用紙(右)を固定して使用する

BOOK Pad(左)にYOGA BOOK用紙(右)を固定して使用する

 テクノロジーはペンデバイス界のキングであるワコムのテクノロジーらしい。右側にYOGA BOOK用紙を縦置きした位置関係の使い方も、ごく普通のWindowsパソコンのスタイルでキーボード部分にYOGA BOOK用紙を横開きで置いたスタイルのどちらでも、手書き入力マシンとして活用できる。

リアルペンはYOGA BOOK本体にマグネットで取り付けられるが実用性は疑問だ

リアルペンはYOGA BOOK本体にマグネットで取り付けられるが実用性は疑問だ

 あらかじめ直径の少し小さなニ穴パンチで上端に穴の開けられたYOGA BOOK用紙は、パッケージに付属する専用の「BOOK Pad」の2本の金属柱に合わせて置き、フラップを閉じることによってマグネットでしっかりと固定される。

 さらにBOOK Padそのものは、YOGA BOOK本体のキーボード部分にやはりマグネットで張り付く構造となっている。

 この構造のためにYOGA BOOK用紙の位置がずれたり、液晶を360度回転させたタブレットスタイルに貼り付けて一緒に持ち歩いても滑り落ちたりすることを防いでいる。

 筆記には絶対必要な専用ペンである「リアルペン」も本体にマグネットで吸着するが、この仕組みはあまり意味はないかもしれない。

 手書きの時のアプリケーションは現在のところOneNoteを使用するのが標準だ。購入時のままでは、共有設定はOneNoteユーザー間だけで共有するか、メール添付で送るかしか選択手段はなく、ハードウェアの出来に比べてWindows側のアプリがチョット寂しい感じがしてしまう。

 YOGA BOOKの手書き入力は、土台となるキーボード部分と専用のリアルペンが特殊で専用となるが、使用する紙はどんな紙でも大丈夫だ。

当初のパッケージに入っている標準的な手書きイメージ

当初のパッケージに入っている標準的な手書きイメージ

普通の黄色いリーガル用紙を臨時に使って筆記してみた

普通の黄色いリーガル用紙を臨時に使って筆記してみた

少し大きめのポストイットでもサイズ感が慣れれば間違いなく使える

少し大きめのポストイットでもサイズ感が慣れれば間違いなく使える

 筆者は、ときに一般的なリーガルパッドを使ったり、大きめのポストイットを使用したりしてみたが、まったく問題なく自由に手書き入力を楽しむことができた。

YOGA BOOK用紙リフィルは5冊セットで1160円で販売されている

YOGA BOOK用紙リフィルは5冊セットで1160円で販売されている

 さて、今回のYOGA BOOK。久し振りに筆者は長く使いそうな予感がしたので、さっそく一番最初になくなってしまいそうなYOGA BOOK用紙を、もちろんヨドバシ・ドット・コムでワンパック購入した。

 パッケージの中には“15ページ/冊”の黒い表紙のノートが5冊入っている。これでしばらくは大丈夫そうだ。

 最悪、専用紙がなくなっても、筆記用紙のサイズと液晶画面上の表示域の関係が憶測さえつくようになれば、たとえレストランの紙ナプキンでもまったくの支障はない。

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