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盛田 諒の「アスキー家電部」第55回

いまどき子育て便利帳

安定期に入った妻が「ポケモンGO」を始めた

2016年10月25日 11時22分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 「七つまでは神のうち」なんていうが、妊娠というのは本当にかみさまをお迎えするお祭りである。妊婦検診で妻のお腹にいる精霊のような生物に指ができたり背骨ができたり徐々に人の形に近づいていくのを見るのは神秘そのものだ。お祭りというのはもうひとつ意味があり、お腹にいるかみさまにまつわる驚きのイベントが毎週のようにあり、妻とふたりでわちゃわちゃとすることになるのである。

 妻が始めた「ポケモンGO」もイベントのひとつで、人気下火のポケゴを妻がいきなり「やる!」と言ったのはマタニティウォーキングがきっかけだった。

 妻は妊娠初期を無事に終えて妊娠16週に進み、いわゆる安定期に入った。最初のころ超音波エコーで豆粒のようだった生物はミニチュア赤ちゃんになっており、妊娠21週を迎えた最近ではお腹の中で手なのか足なのかを動かしてぽこんぽこんと胎動を妻に感じさせている。こうした安定期にすべきといわれているのがマタニティウォーキングだ。妊娠中は太りやすいので体重管理のため、また出産時の体力づくりのために毎日30分〜1時間ほど歩くのがよいといわれている。しかし目的なくただ歩くのは飽きるということで始めたのがポケゴだった。

 働いている妻がウォーキングに使える時間は仕事帰りの夜だけ。夜道に一人はちょっと怖い、ポケゴをやろうよということでわたしと一緒に行くことになった。ちょうどわたしは買ったばかりのウェアラブルデバイス「ポケモンGO Plus」を試したかったこともあり、レベル5に達したばかりの妻と手をとって夜の住宅街をてっくてっくと歩いていった。ポケモンGO Plusをつけていると妻の相手がしやすい上、普段とまるで別の場所に思える夜の街をよく眺められるのでとてもたのしい。今はもう変わってしまったが、当時は近所の川沿いにミニリュウもよく出てきたのでカイリューづくりの意味でも大変はかどった。

 ポケゴのいいところはわたし=だんなをウォーキングに誘いやすいところだ。

 妊婦向けの雑誌やエッセイなどを読んでいると、妊娠中に「だんなが理解(協力)してくれない」という類の悩みをけっこうな頻度で見かける。それはこうしたお祭り的イベントにあたり、ふたりでわちゃわちゃやることができず、女性がひとりでおみこしをかついでしまうような状況からくる苦しさがあるのではないか。わたしもこと体の変化についてはほとんど理解できていると思えないが、幸いなことに妻がこうしたイベントを盛りあげてくれるタイプなので、ともにワッショイできる場面があり、それが妻の気持ちを軽くできていると思えるとうれしい。

 ちなみに妻はもともと凝るタイプなので最近はFitbitを着けて「2万歩いった!」などと喜びながらポケゴウォークを楽しんでおり、1週間ちょっとでレベル20になりレベル21のわたしを抜き去らんとする勢いでやっている。子供が生まれてきたらお互いにレベルいくつまでいったかという話もしてあげたい。


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書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味のカジメン。来年パパに進化する予定です。Facebookでおたより募集中

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