米軍御用達のノートを買いました
もう数年前からですが、打ち合わせや会議の場でノートパソコンを使う人が増えました。ていうか、ほとんどの人が使ってる感じ? そしてワタシもそのひとり……と言いたいところですが、実は紙のノートとペンを使うことが多いのです。
ペンで書くよりキーボードを打つ方が速いんですが、使っているMacBook Airは軽いとはいえACアダプターを含めると1.5キロぐらいあります。リュックに入れていると結構なズッシリ感。打ち合わせ場所に行くだけならまだしも、あちこち歩き回らなくてはならないときは、おじさんにはちょっとツラいことも。
出先でウェブサイトを見たりメールをチェックしたいということも割とよくあるんですが、そのときはスマホを使っています。そもそもモバイルルーターも持ってなければケータイのテザリング契約もしていないので、MacBook Airは外では基本的にスタンドアロン状態。「インターネット接続がありません」と言われるだけなので、どのみち使えません。
立ったままの取材などでメモを取るときは完全にノートに軍配が上がりますし、絵を描いて説明したりすることが多いので、そういうときも紙の方が都合がよかったりします。
というわけで紙のノートの優位性を声高にうたってみましたが、嘘でもなんでもなく、動画を見ながらの打ち合わせなどを除くと、たいていは紙のノートを使っています。
いつも持ち歩いているノートはちょっと小振りなA5サイズです。100均の商品なんですが、ページにミシン目が入っているので、なにかをササッと描いてピリリと破いて手渡すのに便利。綴じが金属リングなので、広げるのも楽だし、半分に折って使うのも楽ちんです。100均商品、あなどれません。
ただ、本当に実用本位の普通のノートなので、持っていることへのワクワク感はゼロ。所有欲を満たしてくれるようなノートが欲しくなってしまいました。どうせ買うならいつものとおり軍で使われているものをチョイスしたいところ。で、またもやネットでポチったのがこちら。米Rite in the Rain製のノート&ペン、カバーのセットです。
ずぶ濡れでも書ける全天候対応ノート
米軍の払い下げ品ですが、全部新品。購入したのは、ノートとペン、カバーがセットになったFIELD-FLEX BOOK KIT。ノートの色がグリーンとタンの2種類、カバーはタン、迷彩、ブラックの3種類があって、ウチのはいずれもタンの980T-KITというモデルです。
ノートはフィールドブック980T。サイズは約11.7センチ×18.4センチなので、日本サイズでいうとだいたいB6ぐらいです。
Rite in the Rainのノートの特徴は、表紙にも書かれているとおりALL-WEATHER――全天候対応という点です。All-Weather Paperと呼ばれる特殊コーティングされた紙でできていて、水を弾いてしまいます。濡れてもタオルで拭けば元どおりになるし、なんと濡れたままでも字を書くことができちゃうというスゴいヤツ。水は弾くけど鉛筆やクレヨンなどで書くのは全然大丈夫だし、コーティングされているけどノングレアなので、見た目は普通の紙と変わりません。
セットのボールペンもALL-WEATHER PENという名前のとおり、全天候対応。普通のボールペンはインクが重力に引かれて出ているため、ペン先が下を向いていないとインクが出なくなるんですが、これはカートリッジ内が加圧されているため横向きでも上向きでも大丈夫。寝転がって上に向いていても書くことができます。気温約-34度から121度という、ペンが大丈夫でもこっちがヤバいという環境でも使用が可能。
また、普通のボールペンは濡れると書けなくなってしまいますが、これは大丈夫。ALL-WEATHERノートと一緒に使えば、雨の中で字を書くことだってできちゃいます。以前、週アス秋葉原版を担当していたときに、地図の更新のためメモを取りながら秋葉原を歩き回っていたのですが、雨の日はメモがグチャグチャになって大変でした。あのときにこのセットを持っていれば……。
カバーはC980というタイプ。ポーチ類など軍用の装備品ではよく使われるコーデュラという素材でできていて、ナイロンの7倍の強度を持っています。日常の使用では破れたりすることはまずありません。
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