モトローラから日本向けにハイスペックなSIMフリースマホ「Moto Z」と「Moto Z Play」が発表されました。この2機種は背面側にマグネットで固着できる外付けモジュール「Moto Mods」を装着できます。
ギミック心にあふれる合体式スマホは、これまで数社が製品を出してきました。Moto Modsはそれらとどう違うのか、また日本ではどのように売り込んでいくのか? モトローラ・モビリティ・ジャパンの代表取締役社長、ダニー・アダモポーロス氏にお話をうかがいました。
──Moto ZシリーズとMoto Modsが日本でも発売されることになり、大変うれしく思います。さっそくですが、合体式スマホとも言えるMoto Zシリーズの魅力はどこにあるのでしょうか?
アダモポーロス氏:Moto Z、Moto Z Playは共に単体のスマートフォンとしても完成度が非常に高い点が最大のセールスポイントです。
Moto Zはハイエンドスマートフォンとしては世界最薄の5.2ミリ(最薄部)の筐体の中に、高速CPUや高画質カメラを搭載しています。また、Moto Z Playは大容量のバッテリーを搭載します。どちらのモデルもそのままでも高性能なスマートフォンとして満足できる製品に仕上がっています。
──そして、Moto Modsで機能を拡張することができる点も興味深い製品だと思います。バッテリーやスピーカーだけではなく、プロジェクターやカメラのモジュールも出すなど、なかなかおもしろい取り組みですね。海外での反応はいかがでしょうか?
アダモポーロス氏:アメリカやヨーロッパの一部の国では、すでにMoto ZシリーズとMoto Modsを販売しています。Moto Zシリーズ本体を買われたお客さんの、半数近くがMoto Modsを買ったという話を聞いています。
ハッセルブラッドのカメラモジュール「Hasselblad True Zoom」はこれからの販売になりますが、すでに多くの注目を集めていただいています。
──合体式スマートフォンは、ほかのメーカーからも製品が出ていました。Moto ZとMoto Modsはそれらとどう違うのでしょう?
アダモポーロス氏:Moto ModはMoto Zの背面にマグネットで簡単に装着できます。しかも、位置がずれることもありません。そして、取り外しも簡単です。Moto Modsを取り付けるのに本体の一部のパーツを外す必要も無いのです。
さらに、ベースとなるMoto Z、Moto Z Playのどちらのモデルも、先ほどお話ししたように単体でも高い性能を持っています。つまり、Moto Modsは本体の機能を補うものではなく、機能をさらに高めてくれるモジュールなのです。
──Moto ZやMoto Z Playを購入したら、Moto Modsもすべて欲しくなってしまいそうです。しかし、Moto Modsも合わせて買うと、価格が割高になるように感じてしまいます。Moto ZとMoto Modsのバンドルセットのようなものは提供されないのでしょうか?
アダモポーロス氏:販売の方は量販店など、販売チャンネルの方にお任せすることになると思います。セット販売なども行なわれることを期待しています。
──今後もMoto Mods対応スマートフォンは増えるのでしょうか? また、Moto Modsもほかの機能を持った製品が出てくるのでしょうか?
アダモポーロス氏:それは来年のお楽しみと言うことにしましょう(笑) もちろん、いろいろな開発は行なわれているでしょうから、まだまだ製品が出てくると思いますよ。
9月27日に発表されたMoto ZとMoto Modsは、同日から予約もはじまっています。マグネットで簡単に装着できるMoto Modsは、これまでの合体式スマートフォンの概念を大きく変える製品になるでしょう。10月中旬の出荷を楽しみに待ちたいと思います。
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