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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第163回

東京初出店の味仙で酒を飲んできた

話題の台湾ラーメン「郭 政良 味仙」餃子とビールも最高だった!

2016年09月09日 17時00分更新

文● ナベコ

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 ごきげんよう、アスキーの酒担当ナベコです。今日は「郭 政良 味仙(カク マサヨシ ミセン)」東京神田店に行ってきました。味仙は台湾ラーメンが有名なお店で、東京には初出店となります。

雨の日でも19時台だと長い行列ができていました。

 平日の19時台に行ったら、雨であるにもかかわらず30人ほどの行列ができていました。神田の味仙は今年8月にオープンして、話題性のため連日長蛇の行列ができていたようですが、開店後1ヵ月経ってもこの人気とは。並んでいる人の会話をきくとリピーターも多いようです。

着席後の提供時間は早め。体感的には3分程度。

 こちらが噂の台湾ラーメン! 値段は800円。唐辛子やニンニクの香りが食欲を刺激します。

唐辛子が浮いた赤系のスープ。いかにも辛そう。

 台湾ラーメンの名をこれまで耳にしたことない人もいるかもしれませんが、ピリ辛の醤油ベースのスープにピリ辛のミンチが特徴の辛口ラーメンです。台湾の担仔麺(タンツーメン)をベースにアレンジしたもので、名古屋独自のもの。台湾と言っているのに台湾にはないそうです。いかにも独特な食文化を擁する名古屋らしいですね。

 なお神田の味仙には、スタンダードな「台湾ラーメン」以外に、「台湾ラーメン(アメリカン)」、「台湾ラーメン ニンニク無」、「台湾ラーメン(塩)」などがありました。値段は同じく800円。

アメリカンはそんなに辛くないらしい。

 アメリカンって非常に気になりますが、辛味を抑えたマイルドなものだそうですよ。けしてケチャップが乗っているわけではなく。

 店員さんから「よく混ぜて召し上がり下さい」と言われました。言われたとおり混ぜてみましたよ。

よく混ぜてから食べましょう!

 ミンチが下にも沈んでいるので、混ぜると絡む絡む。ぬお~、おいしそう!!

 いざ実食。

 まず、スープは飲むと「あ、ピリ辛。でもこの程度か、大したことない」という感じだったのですが、麺をすすると「ごほっ、ごほっ」とむせてしまいました。唐辛子がたっぷり入っているので、すすることで辛い成分が喉に直撃するのです。私は辛いのはそこそこ得意なほうなのですが、まさかむせるとは。

辛くてむせてしまった!

 うん。辛くておいしい!

 スープはサラサラで、台湾ミンチが麺に絡んでボロボロと口に入ってくるのが良いです。全体的にさっぱり味。醤油ベースだからでしょうか。辛いのに、どこか懐かしさを感じます。

おいしい、おいしい。

 唐辛子やニンニクの風味で辛い~。ですが、火を吹くほどではないので、辛いのが苦手な人でなければ、汗をかきながらも気持ちよく食べられるでしょう。 「辛くて食べられなかったらどうしよう」とそこまで心配しなくても大丈夫。

 ニラなども入っていて香りが強いですが、女性もハマりそうだなと思いました。というのも、例えば辛い系で有名な「中本」のタンメンは、味噌で辛さを出しているので、全体にドロッと。対して台湾ラーメンは醤油ベースでサラッとしているため、比較的にあっさりと食べられる。さっぱり系辛口ラーメンなのです。

 あっさりの証拠にカロリーは低め。公式サイトを見るとエネルギー約490kcalと、ラーメンにしてはかなり低めの数値です。これも女性にはうれしい。

この唐辛子は食べても火を吹かないやつ。

 食べていくと最後、スープに刻み唐辛子が残ります。食べてもそこまで辛くない唐辛子なので、苦手ではない人はスープと一緒に飲んでしまっても大丈夫ですよ。

 さて、酒好きナベコはラーメンだけでは足りない。酒を飲みたい!

中華料理にはビール!

 生ビール(中ジョッキ)と瓶ビール(中)はそれぞれ500円。生の中ジョッキを頼みました。なお購入は入店時に食券にて。最初に買ったっきりで追加はできないので、酒が飲みたいという人は最初から決心しておきましょう。

「台湾餃子」とはなんぞや。

 合わせて食券を買っておいたのは「台湾餃子」。450円です。

 皮の生地は薄めで、パリパリというよりしっとりめ。中には豚肉ベースの香ばしいあんがぱんぱんに詰まっています。食感はなめらか。八角かシナモンらしい香りがするのが台湾らしいです。少し甘めでジューシー。

少し甘めでおいしかった。

 記者はラー油をつけて辛さ足しました。うーん、おいしい! ビールが進む。

 もうひとつ食券を買っておいたのは「台湾腸詰」。700円でした。

腸詰もあります。

 腸詰はいわゆるウインナーのようなものですが、台湾のものは八角、シナモン系の香りづけがされており、少し甘めです。

 お店によっては腸詰をギュッと硬めに仕上げているところもありますが、味仙の腸詰は柔らかめで肉汁感がありました。添えられている野菜には、カットニンニクも。台湾ではきっと、いろいろな料理にニンニクを入れるのですね。

柔らかめ。肉汁感があって非常に美味。

 甘めな腸詰にニンニクスライスを乗せてビールで流し込むと、プハー! 至高!

 他にも「マーボー茄子」(800円)や「青菜炒め」(750円)、「鶏から揚げ」(800円)といった料理もありました。値段が安めなわけではないですが、それぞれに味仙ならではのこだわりがあるようなので、食べてみる価値はあります。

腸詰とビールの組み合わせが最高においしかったです。

 店内は20席程度と狭いですし、何より並んでいる人もいるため、ビールを飲むとて長居はできません。ですが、台湾ラーメン以外のつまみも美味。行列がない時間帯を見計らってちょろっと1杯やってみてはいかがでしょう。

夜であれば18時前後の早い時間帯や、21時を過ぎた遅い時間帯をねらうと良いでしょう。

●今日食べたもの
台湾ラーメン 800円
台湾餃子 450円
台湾腸詰 700円
生ビール(中) 500円


●郭 政良 味仙 東京神田
住所:千代田区神田鍛冶町3-3-21 1F
営業時間:昼11時~15時30分(LO15時)/夜17時30分~23時(LO22時30分)
定休日:日・祝日

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ナベコ

寅年生まれ、腹ぺこ肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になるまでにストリップを見に行きたい。Facebookやっています!

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