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PC使わずスマホだけでビジネスアプリを使いこなせるか!? 第1回

請求書からグラフの作成までできる! スマホでも使えるWordとExcel

2016年09月01日 10時00分更新

文● 正田拓也

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やっぱり「PowerPoint」はマウスが欲しくなる

「PowerPoint」の作業画面。フォーマットがいくつか選べる

「PowerPoint」の作業画面。フォーマットがいくつか選べる

テンプレートも用意されている

テンプレートも用意されている

図形を挿入。画面をスライドすることで位置やサイズを変更できる

図形を挿入。画面をスライドすることで位置やサイズを変更できる

 このほか、マイクロソフトはプレゼンテーション資料作成アプリ「PowerPoint」(Android版iOS版)も公開しており、無料でダウンロードできる。

 PowerPointも基本的な機能はスマホ版でも利用可能だ。ただ、さすがに図版を扱うケースが多いと思われるので、マウスが欲しくなる。

 また、画面が小さいスマホでは、細かい作業(小さい図版の中に文字を入力するなど)は可能だがストレスがたまる。ざっくりとしたプレゼンテーション資料の作成は問題ないと思う。

 PowerPointもOffice 365のサブスクリプション契約を行なうことで、以下のような追加機能が利用可能となる。

Android版の追加機能

  • スライド ショーからインク注釈を保存する
  • 表のセルをユーザー設定の色の影で強調表示する
  • 発表者ツール

Windowsスマホ/タブレットの追加機能

  • プレゼンテーション時に発表者のノートを確認する
  • スライドショーからインク注釈を保存する
  • 表のセルにユーザー設定の色の網かけを適用する
  • 図形にユーザー設定の色を適用する
  • ワードアートを挿入および編集する
  • 画像に影と反射を追加する

iPhone、iPad版の追加機能

  • ピボットテーブルのスタイルとレイアウトをカスタマイズする
  • 図形にユーザー設定の色を追加する
  • ワードアートを挿入および編集する
  • 画像に影と反射のスタイルを追加する
  • グラフ要素を追加して修正する

クラウドと連携して使うのが吉

サインインしないで使いはじめると、保存時の場所が表示される。ここでOneDriveを選ぶとサインインして保存できる

サインインしないで使いはじめると、保存時の場所が表示される。ここでOneDriveを選ぶとサインインして保存できる

自分のOneDriveに保存した文書

自分のOneDriveに保存した文書

Wordのメニューからファイルの保存などができる

Wordのメニューからファイルの保存などができる

 WordもExcelもPowerPointも、スマートフォンのローカルに保存したファイルを編集することも可能だが、冒頭でも述べた通り、できればオンラインストレージの「OneDrive」に保存して活用したい。特に、PCを使っている人はかなり便利になる。

 単なるネット上の保存場所ということではなく、PCなどとファイルの連携が可能になる。家から出るまではPCで文書作成し、家を出たらバスや電車の中からスマートフォンで文書を読みなおして必要に応じて編集、会社に着いたら会社のPCからプリントアウトして会議に間に合わせる、という連携も可能だ。

 この間、ネットで同期しているのでPCを持ち歩いたり、USBメモリーを持ち歩くということも不要。

 スマートフォン版に慣れ親しんでおけば、交通機関の移動時間に確認や修正ができるので、時間が足りないときに非常に有効な武器となる。

プリントアウトはAirPrintやPDF経由で!

 WordやExcelを使う上で印刷は必須。ただし、スマートフォン版のWordやExcelでプリントはできるのだろうか。答えはイエス。対応プリンターやPCとの連携を活用することで、印刷も簡単にできる。次回はそのあたりを詳しく紹介する。

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