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盛田 諒の「アスキー家電部」 第23回

小さい!欲しい!床拭きロボット「ブラーバ」新製品

2016年08月04日 15時49分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 ウッかわいい……本能的に欲しい……やばい……。

 iRobot日本総代理店セールス・オンデマンドが4日、小型の床拭きロボット「ブラーバ ジェット240」を発表した。幅178mm×奥行き170mm×高さ84mmの小ささで、家具の隙間など狭い場所の掃除ができる。重量は約1.2kgと軽く、ひょいと片手で持ちあげられる。市場想定価格は2万9880円、8月26日発売予定。

 タンクに水を入れ、ボタンを押すと部屋の形を認識しながらジグザグ走行する。前面にあるジェットスプレーから床に水を噴きつけたあと、ヘッドを電動歯ブラシのように細かく振動させながら前後に往復し、汚れをこすり落とす。

 認識技術には、掃除機ロボット「ルンバ」900シリーズに採用する画像認識式マッピング技術「iAdapt 2.0」を採用した。

 最大稼働面積は15畳。キッチン、バスルーム、ワンルームマンションなど比較的狭めの部屋向け。浴室も掃除できる。既成品「ブラーバ380j」は最大稼働面積56畳で広めの部屋向けだった。

ジェットスプレー(水)を床に噴きつける

ヘッドを細かく振動させながら前後に往復

重量約1.2kg、軽くてコンパクト

 モップ部分には専用のクリーニングパッドを使用。水と洗浄剤を使って同じ場所を3度拭き掃除する「ウェットモップモード」、少量の水と洗浄剤を使って同じ場所を2度拭き掃除する「ダンプスウィープモード」、から拭きでひと拭きする「ドライスウィープモード」の3種類がある。

 たとえば「ウェットモップモード」では、コーヒー、ソーダのしみなど、床にこびりついた汚れやベタつきをきれいに拭きとれるという。

 3種類のクリーニングパッドはそれぞれ使い捨て(1種類10枚セットで1296円)、洗濯可能(3種類1枚ずつセットで4320円)がある。従来の「ブラーバ380j」は専用ユニットに市販シートを装着できたが、今回は使えなくなった。

 ブラーバにクリーニングパッドを装着すると、パッドの裏側にあるコードのような穴を認識して清掃モードを自動設定する。なおクリーニングパッドはブラーバ本体のボタンを押すとはずれ、手を汚さずにごみ箱に直接捨てられる。

電源ボタンだけのシンプルな設計

裏面にクリーニングパッドを装着する

捨てるときは本体脇のボタンを押す

そのままゴミ箱に捨てられる

クリーニングパッドは洗濯可能(左)、使い捨て(右)の2種類

コードのような穴で自動認識する

 電源は充電式リチウムイオンバッテリー、充電時間は最大2時間。ブラーバ380jは充電式ニッケル水素電池を使い、やはり充電時間は最大2時間だった。

 ルンバ最新シリーズとおなじく、コントロールアプリ「iRobot HOME」にも対応する。50cm~1m範囲を集中的に掃除する「スポットクリーン」モードが使用でき、アプリからクリーニングパッドが注文可能。ヘルプ機能やFAQが参照できて、カスタマーセンターへの問い合わせもできる。

 15畳の部屋でおよそ30分~1時間ほどあれば掃除が完了するという。小さくてかわいく、小回りが利くだけで欲しくなる。クリーニングパッドが高いことが気にかかる。サードパーティーのクリーニングパッドが出てくるか、なんらかの方法でクイックルワイパーのような市販シートが使えるといいのだが。

タンクに水を入れて使う。洗浄液は入れられない

電源はリチウムイオン電池。取りはずして充電する


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盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、記者自由型。戦う人が好き。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中

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