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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第164回

ZenFone Max/Priori 3S LTE/Moto X、バッテリー大きめスマホの電池の持ちを見る!

2016年07月11日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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 SIMフリースマホの中でも特に大容量のバッテリーを搭載した3機種、ZenFone Max、Priori 3S LTE、Moto X Playを取り上げてきた本連載。4回目となる最後の比較はまさに本領発揮するはずのスタミナ比較。5000mAhバッテリー搭載のZenFone Maxはやっぱり最強のスタミナ機!?

ZenFone Max

Priori 3S LTE

Moto X Play

3機種とも1勝ずつ
電池の持ちで優勝を決める!

 ここまで5000mAhのバッテリーを搭載したASUS「ZenFone Max」、4000mAh搭載のFREETEL「Priori 3S LTE」、3630mAh搭載のモトローラ「Moto X Play」という、スペック的にはバラツキがあるものの、大容量バッテリー搭載という点で共通点を持つ、SIMフリースマホの3機種を比較してきたが、今回の4回目でついにスタミナテストを行ない、さらに総合優勝を決める。

 1回目はトータルコストでPriori 3S LTEを、2回目はスピード比較、ベンチマークともに終始強かったMoto X Playを、3回目のカメラ比較では実際の写真で優れていたZenFone Maxをそれぞれ勝利と判断。3機種とも1勝ずつという展開。このスタミナ比較が決め手になると言ってよいだろう。まずはそんな3機種のスペックをおさらいから。

  ZenFone Max Priori 3S LTE Moto X Play
メーカー ASUS FREETEL Motorola Mobility
本体サイズ 約77.5×156
×5.2~10.55mm
約72×144
×9.4mm
約75×148
×8.9~10.9mm
重量 約202g 約161g 約169g
画面サイズ 5.5型 5型 5.5型
画面解像度 720×1280ドット 720×1280ドット 1080×1920ドット
OS Android 5.0.2 Android 5.1 Android 6.0
CPU クアッドコア
1.4GHz
クアッドコア
1GHz
オクタコア
1.7GHz+1GHz
ROM/RAM 16GB/2GB 16GB/2GB 16GB/2GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(128GB) microSDXC(128GB)
下り最大通信速度 150Mbps 150Mbps 150Mbps
4G対応バンド 1/3/5/6/8
/9/18/19/28
1/3/7/8/19 1/3/5/7/8/19
/20/28/38/40/41
キャリアアグリゲーション × × ×
VoLTE × × ×
連続通話時間 2258分(3G) 840分(3G) 1350分(3G)
無線LAN IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 1300万画素 800万画素 2100万画素
インカメラ 500万画素 200万画素 500万画素
防水/防塵 ×/× ×/× ×/×
ワンセグ連続視聴 × × ×
フルセグ連続視聴 × × ×
FeliCa × × ×
赤外線通信 × × ×
NFC × ×
Bluetooth 4.1 4.0 4.0
MHL(HDMI) × × ×
Miracast ×
SIM形状 microSIM×2 micro+nanoSIM nanoSIM×2
バッテリー容量 5000mAh 4000mAh 3630mAh
Qi × × ×
生体認証 × × ×
カラバリ ブラック、ホワイト マットブラック、パールホワイト、ネイビー ブラック、ホワイト

 スペックの高さだけを考えれば、Moto X Play。価格も高いので当然ながら、スペックが影響するであろうスピードチェックでも他の2機種を圧倒した。3機種のなかでは高価だが、それでもキャリアの最新機種よりかなり安いのもまた確かだ。

 スペック/価格ともにSIMフリーや格安スマホの主流なミドルクラスのZenFone Maxは最大のバッテリー容量で、その代わりにやや大型なので片手操作では苦戦する面がある。だが本機の力はこのスタミナ比較でもっとも発揮されるはずだ。

 価格が安い代わりにスペックも低いPriori 3S LTEは各テストで苦戦模様。特にカメラでは差を感じることがあったが、価格を考えると許容範囲と考えることができるはず。本体サイズも片手操作のしやすさでは一番だ。

YouTubeの2時間連続再生
ZenFone Maxがさすがの残量88%!

 まずはいつものようにスタミナテストを行っていく。最初はYouTubeで同じ作品を2時間連続再生する。バッテリーの消費経過はアプリの「Battery Mix」で記録、音量は中くらい、画面の明るさは自動調整、Wi-Fiに接続し、Googleのアカウントは同じもの。Bluetoothなどその他はほぼ初期設定のままだ。

  ZenFone Max Priori 3S LTE Moto X Play
2時間視聴後の
バッテリー残量
88% 77% 79%

 ここでついにZenFone Maxがそのスゴさを見せる。バッテリー残量は88%。2時間でたったの12%しか減っていない。他の2機種はもちろん、これまでのテストでも普通は70%台、ちょっと成績が悪い機種なら60%台もあることを考えるとさすがの数字。省エネ設定を駆使すれば残量90%台になるかも。

 他の2機種もMoto X Playが21%減の残量79%、Priori 3S LTEも23%減の残量77%だから、連載の過去機種と比べるとなかなかの成績。ただ大容量バッテリーを搭載していることを考えると80%台だったらというのが正直なところ。

カメラ、Kindle、マップを連続!
ZenFone Maxがまたも勝った

 続いてこちらもいつもどおりに複数の機能を連続で使い、そのバッテリー消費を見ていく。引き続きアプリには「Battery Mix」を使う。利用する機能は、カメラ(静止画50枚撮影後、10分の動画撮影)、電子書籍(Kindleアプリインストール+電子コミックを1冊読む)、外出し30分Googleマップを表示(GPSナビ起動)。設定はYouTubeの再生テストと同じだ。

  ZenFone Max Priori 3S LTE Moto X Play
カメラ撮影後 96% 98% 91%
電子書籍1冊 96% 95% 88%
マップGPS30分 91% 90% 79%

 これは最初のカメラテストではPriori 3S LTEが残量98%でリードしたが、その後はZenFone Maxが強い。カメラ使用後は残量96%だったが、Kindleの使用中はまったくバッテリーが減らずなんと残量96%のまま。マップの利用後もリードをなんとか守り残量91%で勝利。

 もっともPriori 3S LTEも最終的に1%差の残量90%。Kindleの読了までに3%減、マップ終了後に5%減と非常に良い成績。ZenFone Maxとほぼ同等と言って良いだろう。

 若干苦しかったのがMoto X Playで、カメラで残量91%になってしまった。一気に9%減は痛い。この時点で端末自体もかなり発熱していた。Kindle読了後は3%減と悪くなく、その頃には発熱も治まっていたのだが、マップ利用後は再び9%減と、最終的に残量79%で他の2機種と差がついた。カメラとマップではややバッテリー消費が大きめだったのが痛い。

30時間連続画面点灯!
やはりZenFone Maxが勝つ

 さらに今回はもうひとつテストを加えてみた。約30時間連続画面点灯を行ってみたのだ。その間はGmailが着信する程度で筆者はなんの操作もしない。

 ただしZenFone Maxは画面の常時点灯ができるものの、他の2機種は不可。そこでPriori 3S LTEとMoto X Playにはアプリの「バックライトスイッチ」をインストールし、この機能を有効にしてテストを行なった。

  ZenFone Max Priori 3S LTE Moto X Play
連続画面点灯 30時間後に残量26% 23時間で0%に 26時間で0%に

 これはZenFone Maxが圧勝で、30時間後もバッテリー残量が26%。このペースなら40時間はクリアできそうだ。ただしZenFone Maxの場合、最初から常時点灯の設定が組み込まれているうえ、画面がやや薄暗いので有利ではある。

 2位にはMoto X Playで約26時間バッテリーがもった。1日以上画面点灯を続けてもOKというわけだ。Moto X Playはアプリ起動中も画面の明るさが調整されており、周囲の明るさに応じてうまく調整したようだ。Priori 3S LTEも約23時間で残量0%とかなり電池は持つ。またPriori 3S LTEは画面が明るいままで、その点が不利に働いた印象。

 実際は3機種とも1日のうちに何度も画面を消灯するだろうし、これまでのテストでも消費しやすい機能、しにくい機能が機種によって異なっていたので常にこの結果ではないだろうが、一番大きい電池を持つZenFone Maxは間違いなく強かった。

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