iPhoneのバッテリー駆動時間は悩みの種。確かに、端末が新しくなるたびに駆動時間は長くなっていて、最新のiPhone 6Sだと、3G通話利用時の公称駆動時間は14時間、同Plusで24時間もある。でも、4G LTE利用だと前者はたった10時間、後者は12時間しかない。
筆者にとっては駆動時間が短すぎる!
今時ネットに接続しないなんてほぼあり得ないし、さらに、スマホで使うアプリは、SNSや地図、ブラウザーに限らない。ちょっとした息抜きでゲームで遊んだり、動画を見たり、音楽だって聴く。新幹線で2時間ほど出張。暇だからゲームでもしようかな。そして現地に着いたとき、すでにバッテリーは赤い……。なんてこともザラ。
もちろん、駆動時間を延ばす方法はいろいろあって、iPhoneの設定を変えるだけでも多少は延命できる。しかし、ある程度ヘビーに使うと、そんなものは焼け石に水。となると最も確実な手段、外部バッテリーを使って、絶対量を増やすことになる。
外付けバッテリーも悩ましい
でも外部バッテリーは全ての製品が便利なわけじゃない。まずモバイルバッテリーだと、iPhoneとは個別に充電しておかなきゃいけないし、別途充電ケーブルも必要だ。鞄もかさばる。乾電池式の製品もあるが、今度はランニングコストが高くつく。となると一体型のモバイルバッテリーケースに行き着くが、やっぱり別途専用の充電ケーブルが必要だったり、何かとケースを取り外す必要に迫られたりで面倒だ。
さらに言えば、iPhone充電用のLightningケーブルを持ち歩くのも躊躇する。耐久性があまり高くないので、あくまで僕の場合だが、月に1~2回持ち歩く程度なのに大体1年もすればラバーが割れ、内部のケーブルがむき出しになってしまい買い換えることになる。そんなUSB-C - Lightningケーブルは、アップルストア価格で長さ1mが税別2800円。2mで3800円もする。つらい……無意味な出費で財布がつらい……。
そんな不満点を踏まえた上で、見ていただきたいのがこちら!
……完璧なのでは!?
この写真1枚で大体の察しはついてしまったかもしれないが、製品の紹介と試用をしていきたい。
モバイルバッテリーケースにコンセントが付いちゃった!
今回使ってみるのは、プリンストンから発売されたモバイルバッテリーケース「PWR Case for iPhone」(PWRC-IPH6S)だ。
カラーはブラック、ブルー、レッド、クリアの4種で、今回はクリアを用意した。
特徴は、ケース背面にACプラグが内蔵されている点。しかも、iPhoneをケースに装着した状態でコンセントに差し込めば、iPhone本体の充電までできてしまうというお手軽っぷり。
ACプラグがあると、ジャマでは? なんて心配は無用。ACプラグはケースの内側に2mmほど引っ込んだ位置にあるため、ポケットに入れるときに引っかかることはないし、手に持っても肌に触れる面積も少ない。
肝心のバッテリー容量は2600mAh。iPhone 6s自体のバッテリー容量が1715mAh(編集部調べ)なので、本製品と併せて約2.5倍のバッテリー容量を確保できる。また、アップル純正のiPhone 6s Smart Battery Caseが1877mAh(編集部調べ)と比べれば、約38%容量が多い。
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