薄型テレビとの違いは多少あるが
価格的にはかなり有力な候補だ
極めて安価な4Kモニターを2台使ってみたが、その印象をまとめてみよう。画質については、薄型テレビと比べると特にノイズ感の目立ち方が気になった。厳しいことを言うと暗部の再現性も少々差を感じた。
反面、精細さや色再現はなかなかのもの。広色域パネルを採用した中~高級機には及ばないものの、実用上の不満はほとんどない。機能的な差異としては、HDCP 2.2の対応は機種によって異なるので確認が重要ということ。そして、HDR対応の4Kモニターはまだ発売されていないので、この点に注目するならば4Kテレビが候補になる。
そして、使い勝手の差としては、やはり4Kモニターにはリモコンがない点が気になった。手を伸ばせばモニターに届く距離で使っているのだが、リモコンの十字キーによる操作と比べるとやや使いにくいと感じた。使い勝手を重視するならばリモコンの有/無も確認するといいだろう。
最安なら8万円くらいで4K環境は揃えられそう
10万円前後の4Kテレビにも驚いたが、モニターとはいえ5万円ほどの価格で手に入るというのはびっくりだ。BD/DVDの画質は再生機器の実力にも左右されるので、PCでの再生よりはBDレコなどを組み合わせる方が便利だと思う。
たとえば、約4万円で購入できるJN-T2820UHDはBDレコ側に4Kアップコンバート機能があったほうがいい。パナソニックのDIGAは、現行モデルすべてで4Kアップコンバート機能が搭載されており、一番低価格な「DMR-BRW510」(2チューナー、500GB HDD)だと最安ベースで4万円程度で購入が可能。モニターと合わせて約8万円だ。
ただし、組み合わせによってはトータルの予算を考えると4Kテレビの方がリーズナブルということになりかねない。このあたりは使う部屋などを考慮して最適なものを選ぶといいだろう。
いずれにせよ、4K環境が思った以上に身近になってきたことがよくおわかりいただけたと思う。先を見てしまうと、この次には8Kがスタンバイしているわけだが、現時点での8Kテレビは試作品やパブリックビューイング向けの100インチ超のサイズ、あるいは数千万円の業務用機くらいのもの。
個人的な予想では、誰もが購入を検討できる価格で8Kテレビが登場するのは数年先だと思っている。4Kはパッケージソフトや放送、動画配信とコンテンツも充実してきているので、もはや買い時だと思う。この機会にぜひとも4K映像の緻密さを体験してみてほしい。
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