続々とハイスペックなスマホが登場している中国市場。あのシャオミを超える製品も目白押し状態です。2016年5月に上海で開催されたCES ASIA 2016の会場にも多数の最新中国スマホが展示されていました。その中から今回は4モデルをピックアップしてみました。
シャオミを超える人気スマホ、LeEcoから3モデルがリリース
今年2月にバルセロナで開催されたMWC 2016の初日のクアルコムのプレスカンファレンスで、世界初のSnapdragon 820搭載端末「Le Max Pro」をリリースするメーカーとしても紹介されたLeEco。4月22日には2016年モデルとなる「Le 2」、「Le 2 Pro」、「Le Max 2」を発表しました。いずれも高速CPU搭載のチップセットを採用したフルスペックモデルです。
写真左の「Le Max 2」は5.7型WQHD解像度ディスプレーにSnapdargon 820を搭載。メモリー6GBまたは4GBというモンスター級のスペック。右はLe 2 Proで、Le 2も同型。ディスプレーは5.5型フルHD解像度。こちらはMediaTekのHelio X20搭載で、Le 2がメモリー3GB、Le 2 Proがメモリー4GB。価格はLe Max 2の6GBモデルで2499元(約4万2000円)と、かなりの高コスパ機です。
3モデルともベゼルレスの大きな画面が目立ちます。同じサイズの他社スマホと比較しても横幅は狭く、5.7型のLe Max 2ですら片手で余裕で持つことができます。なお、LeEcoはスマホ向けにストリーミングTVも提供しています。ホーム画面の一番下の真ん中のアイコンはそのTVアプリ。いつでもどこでもTVを見れる、それがLeEcoのスマホが中国で大人気の理由のひとつにもなっています。
本体は金属素材を利用した高級感あるボディー。外部端子は昨年モデル同様にUSB Type-Cで、Continual Digital Lossless Audio技術採用のType-Cのヘッドフォンが付属するとのこと。
背面には指紋認証センサーを搭載。カメラは上位2モデルが2100万画素、下位モデルが1600万画素。もはや中国ではLeEcoの新製品の話題ばかり、シャオミに陰りが出てきているのもうなずけるスペックです。
中国スマホの顔だった、クールパッドの最新モデル
中国のスマホメーカーの勢いもここ1〜2年ですっかり変わりました。2014年ころまでは中国メーカーでシェアトップだったのはCoolpad(クールパッド)。その後、シェアが急落し、現在はネットセキュリティーの360セキュリティー社と共同で「QIKU」ブランドを立ち上げています。そのQIKUの最上位モデルがこちらの「Q Terra」です。
Q Terraのディスプレーは6型フルHD解像度。こちらもベゼルは1.4ミリと狭く、横幅は79.8ミリに抑えられています。OSはAndroidをカスタマイズした「360OS」を採用。これはメニューやUIの改善だけではなく、360セキュリティーのセキュリティーソリューションを組み込んだOS。ウィルス対策やデータ漏えいなどの対策が標準で施されています。
背面には指紋認証センサーに加え、デュアルカメラを搭載。どちらも1300万画素で、片側がカラー、もう片側がモノクロを同時に撮影し合成、それによりコントラストに優れた写真を撮影できるとのこと。Q Terraは安全かつ美しい写真を撮れる製品なのです。なお、スペックはSnapdragon 808にメモリー3GB、ストレージ16GBまたは32GB。価格は1999元(約3万3600円)からとなっています。
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