タブレットは3Gや4G搭載が当たり前、デュアルSIMも
さて、家電店ではタブレットも見てみたのですが、販売されている製品にイタリアならではの特徴がありました。それは3Gや4Gに対応したモデルが非常に多く、展示品の半数以上が通話可能や単体通信可能なことを売りにしているのです。この7型タブレット「WinPad 8.0 W801 DualOs」は前出のMediacomのもの。Windows 10とAndroid 5.1のデュアルブート可能で3G搭載というかなりの変態モデル。
イタリアはプリペイドSIMが主流でユーザー登録が必要とはいえ、枚数制限もなく買いやすいことから、タブレットを買ってSIMも買う、なんて人が多いのかも。
Mediacomのウェブページを見てみると、低価格モデルを除き、タブレットのほとんどの製品に3Gが搭載されています。非搭載モデルでもスペック欄に「3Gなし」とわざわざ記載があるくらい、3G搭載が標準化されているのです。いずれは4Gへの置き換えも進んでいくのでしょう。
タブレットと言えば、ASUSやレノボの製品もメジャー。やはり、3Gや4G搭載モデルをよく見かけます。このASUS「ZenPad C7.0」は日本で企業向けにWiFi版が発売されましたが、イタリアで売られているのはモデルZ170CG。当然3G対応です。しかも、それだけじゃないんです。
SIMスロットを見ると「1」と「2」の数字が見えます。そう、タブレットなのにデュアルSIMというこれまた変態仕様なわけです。なお、MediacomもデュアルSIMタブレットを出しています。もしかするとイタリアではタブレットに単独通信機能を搭載するだけではなく、さらにデュアルSIMを搭載しないとハイエンドタブレットと呼べないのかもしれません。
ミラノの街中で一番目立っていたのはGalaxy S7とS7 edgeの広告でした。家電量販店の店頭でも必ず実機が展示されており、人気を集めていました。でも、お土産感覚で買えるミッドレンジ端末も悪くありませんし、3G搭載タブレットも1台あると便利なもの。あまり知られていないけどおもしろそう。海外に行ったらそんな端末をいじってみるのも楽しいですよ。

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