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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第20回

MA-1よりカッコいい? 夏用で耐火仕様のフライトジャケット

2016年04月02日 12時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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各部をチェック!

 ポケットは前面の左右についています。フタのフラップはベルクロ留め。かなり大きめで、グローブをした手もスッポリ入ります。

ポケットはフラップ付きでベルクロ留め

 ジッパーはSCOVILL製。表にSCOVILLと刻まれているタイプもあるようですが、これは裏側に刻まれていました。つまむところにGRIPPER ZIPPERとあるのは1980年代半ばにScovillの文字になり、さらに1990年代からはSCOVILL製ではなく日本のYKK製に変わります。

SCOVILL製ジッパー。初期のタイプです

 左肩にはシガレットポケット。ペンを挿すポケットが4つと、タバコが入る大きさのポケットがひとつ。ここもSCOVILL製ジッパーです。このポケットは、MA-1などほかのフライトジャケットでもよく見かけますよね。

シガレットポケットのジッパーもSCOVILL製。よくあるみたいですが、開けたら耳栓が入ってました

 袖口とウエスト部はニット。これもフライトジャケットの伝統みたいな感じです。もちろんこれもノーメックス製で難燃性です。ポケットのベルクロに引っかかったりして袖口の繊維がぼろぼろになっていたり、穴が開いたりしていることもあるのですが、いずれもとても綺麗でした。

袖口とウエスト部はニットで絞られています。程度がよくて、とても綺麗でした

 フライトジャケットの胸や肩には部隊などのパッチを取り付けます。米空軍では縫い付けず、ベルクロで留めています。これは万が一敵国内で捕まりそうになったとき、廃棄して部隊などを隠すため。また、海軍では飛行時にはフライトジャケットを着用しないので、縫い付けています。

 また、米空軍ではパッチについて厳しい規定があり、取り付け位置などが決められています。右胸は軍団、左胸はネーム、右肩は飛行隊、左肩は航空団です。

右胸は軍団。日本だとPACAF(太平洋空軍)やAMC(航空機動軍団)などが有名。左胸はネーム。布製か革製のものを着けます

右肩は飛行隊(FS)で一番小さい単位。所属する部隊です

左肩は航空団(FW)。複数の飛行隊で構成されています

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