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子どもが英語に夢中になるタブレットアプリに注目

プレゼンテーションイベント“sprout #11“

 渋谷発スタートアップのためのプレゼンテーションイベント“sprout #11”が2016年2月5日に朝日新聞メディアラボで開催された。200秒のプレゼンで自社サービスをアピールして、集まったオーディエンスの投票で優勝を決めるという11回目を迎えるイベントだ。2016年最初となったSproutには5社のBtoCサービスを開発、運営するスタートアップ企業が集まり、プレゼンを競い合った。

子どもが夢中になる英語教育アプリ

 優勝したのはタブレットで行なう子ども向けのオンライン英会話サービス『GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)』を運営するハグカム。毎日決まった時間に20分間の英会話レッスンをテレビ電話のようにタブレットで行なうサービスで、先生はすべて日本人でバイリンガル。

ハグカムの道村弥生代表取締役(左)と、司会アシスタントをつとめたトークナビ樋田かおり代表

 サービスのキモはとにかく子どもが英語を好きになってくれるよう、先生自身を好きになってくれるようにと“明るくて元気”なことが最大の条件。料金は“平日毎日コース”が、月額1万7600円など。

 ハグカムの道村弥生代表取締役は「先生が好きだから、英語を好きになってもらえるくらい。毎日決まった時間に先生が待っている。画面越しに先生はアイドルになってしまっている」と、子どもたちが英語を学ぶのが楽しくてしょうがない状況というほど、先生の質には自信があるという。

遊びプラン情報の投稿型プラットフォーム

 IBM特別賞には実名型の遊びプランの投稿・共有サービス『Play Life』が選ばれた。ユーザーが投稿する遊び版のクックパッドのようなサービスで、佐藤太一CEO&Founderは「投稿版『東京ウォーカー』」と説明する。地方創生とインバウンド需要を狙い、地方の現地の人しか知らないリアルな遊びを発信していきたいとしている。

 掲載されるプランを選択すると、ルートとスポットが写真付きで紹介され、ルートどおりに進めば1日楽しめるというもの。プランはすべて、プランナーが実際に行って体験した役立つ情報になっており、内容の解説が現地の写真付きで掲載されている。もちろんプランは地方だけじゃなく、都会も充実しているので、隠れた穴場デートスポットなどを調べるにも良さそうだ。

マッサージ師、美容師のシェアリングエコノミー

 惜しくも賞に選ばれなかったが、個人的にグッときたサービスがマッサージ師などのマッチングサービス『ケアエル』だ。マッサージ、ヘアメイク、ネイルを自宅やオフィスなどに呼んで施術を行なってもらえるもので、料金はマッサージであれば15分980円から。

 美容師の空き時間などを活用する、美容版Uberのようなシェアリングエコノミーサービスのひとつ。早い時間帯の結婚式などのユーザーニーズにもこたえられるとしている。対応エリアは渋谷、六本木などまだ都内の一部で、半年後には都内全域を目標にエリアの拡大を図っている。

 次回のsprout #12は2016年4月14日に開催予定だ。果たして、次回はどんなおもしろサービスに出会えるか!

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