日本マイクロソフトの2-in-1マシン「Surface Pro 4」。WindowsのモバイルPCとしてすっかり定番化した感のあるSurfaceシリーズだが、Surface Bookの国内販売も決まり、さらに存在感を高めそう。そうした中、延期されていたSurface Pro 4のCore i7モデルの発売が開始された。今回は、そのSurface Pro 4 Core i7モデルを試用してみた。
Core i7搭載のハイエンドモデルが登場
Surface Pro 4は、主にCPUの違いでモデルが分かれており、Core m3、Core i5、Core i7モデルが用意される。m3モデルは4GBのメモリーと128GBのSSDを採用して価格13万4784円、Core i5/4GBメモリー/128GB SSDモデルは15万984円、Core i5/8GBメモリー/256GB SSDでは19万4184円(すべて税込)。
そしてCore i7モデルは、ストレージが256GB SSDでメモリー8GBのモデルが23万1984円、メモリー16GBモデルが25万8984円、そして512GB SSD、メモリー16GBモデルが31万2984円となっている(すべて税込)。今回利用したのは、256GB SSD、メモリー8GBのCore i7モデルだ。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | Surface Pro 4(Core i7) |
CPU | Intel Core i7-6650U(2.2GHz) |
メインメモリー(最大) | 16GB(16GB) |
ディスプレー (最大解像度) |
12.3型液晶(2736×1824ドット/267ppi)、アスペクト比3:2、マルチタッチ対応 |
グラフィックス 機能 |
Intel Iris Graphics 540(CPU内蔵) |
ストレージ | 約256GB SSD |
ネットワーク 機能 |
無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 3.0端子、Mini DisplayPort、カバーポート、SurfaceConnect(充電、 Surface ドック用端子)、Bluetooth 4.0 |
メモリーカード スロット |
microSD対応 |
カメラ | フロント500万画素/リア800万画素 |
センサー | 照度、加速度、ジャイロスコープ、電子コンパス |
サウンド機能 | ステレオマイク、ステレオスピーカー |
本体サイズ | 約幅292.2×奥行き201.4×高さ8.4mm |
重量 | 約786g |
駆動時間 | 最大9時間(動画再生時) |
オフィスソフト | Office Premium Home & Business プラス Office 365 サービス |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
備考 | 「Surface ペン」付属、「Surface Pro 4 タイプ カバー」(キーボード):1万7712円(税込) |
「Surface Pro 4」の参考価格 | ||
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モデル | 直販価格(税込) | 「Surface Pro 4 タイプ カバー」 との合計金額(税込) |
Core m3+4GBメモリー+128GB SSD | 13万4784円 | 15万2496円 |
Core i5+4GBメモリー+128GB SSD | 15万984円 | 16万8696円 |
Core i5+8GBメモリー+256GB SSD | 19万4184円 | 21万1896円 |
Core i7+8GBメモリー+256GB SSD | 23万1984円 | 24万9696円 |
Core i7+16GBメモリー+256GB SSD | 25万8984円 | 27万6696円 |
Core i7+16GBメモリー+512GB SSD | 31万2984円 | 33万696円 |
このCore i7モデルは、プロセッサーの変更に伴ってGPUも変更されており、Iris Graphicsが内蔵されている。そのため、グラフィックス性能の向上も期待できる。
基本的には、このCPUを中心とした変更以外、Surface Pro 4のCore i7モデルもほかのSurface Pro 4と違いはない。外観に変更点はなく、キックスタンドを備えたタブレットにSurface ペンが付属する。キーボードカバーの別売も変わらない。Surface Pro 4がほしい方にとって、どのモデルを買えばいいのか、なかなか悩ましい状態のはずだ。そんな方のため、改めて全体から見直していこう。
ディスプレーは12.3型2736×1824ドットの高解像度PixelSenseディスプレーを採用。ディスプレー品質が高い上にコントラストも高く、色が鮮やかに再現される。明るさも際立っており、テキストから画像、動画まで、バランスよく表示してくれる。3:2のディスプレーも扱いやすい。
背面のキックスタンドも従来通り、適度な固さで安定して自立する。無段階で調整可能で、ほぼ平らになるまで倒れるので、ノートPCライクな使い方から手書き作業まで適しており、幅広い用途に使える。