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プロカメラマンを魅了!? キヤノン「EOS-1D X Mark II」フォトレポート

2016年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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レンズに合わせて本体だけでRAW画像を補正

 画素数は約2020万画素。同じフルサイズセンサーを採用する「5Ds」シリーズなどに比べると数値的には下がってはいる。しかし、それは画質を優先するためにあえて下げていると思われ、記録ピクセル数は5472×3648で印刷解像度を350dpiにすると約39×26cm(A3弱)のサイズになる。

 報道やスポーツなどの機動性を重視する撮影がメインと考えられる本機なら十分だと思われる。

 最高ISO 409600(拡張時)やデュアルDIGIC6+、新開発されたミラー駆動システムによる秒間14コマの連写機能(ライブビュー時は秒間16コマ)、連写可能になった静音モードや測距面積が増えて61点すべての測距点でF8.0レンズに対応になるなど、多くの進化が見られる。

RAW現像のメニュー

 カメラ内でのRAW現像機能も強化されている。従来はPCに取り込まなければできなかったレンズごとの修正機能「デジタルレンズオプティマイザ」が内蔵され、カメラ内で周辺光量補正や歪曲収差補正、色収差補正、回折補正が可能だ。

 従来レンズの情報はすでにカメラに内蔵されており、今後新しいレンズが出た場合でもレンズ装着時自動的にレンズから情報をダウンロードできるらしい。

JPEG撮影でも自動的にレンズ光学補正を行なえる。従来モデルでは周辺光量と色収差補正の2つだったが、歪曲収差と回折補正が加わった

JPEG撮影でも自動的にレンズ光学補正を行なえる。従来モデルでは周辺光量と色収差補正の2つだったが、歪曲収差と回折補正が加わった

4K動画の記録も可能。記録方式もMotionJPEGのほか、ALL-IやIPBも選択可能

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