日本HPの「HP Pavilion x2 10-n100」は、キーボードを取り外すことでタブレットとしても利用できる10.1型2-in-1 PCだ。重量は、キーボード装着時でも約1.15kgしかない(本体のみの重量は約595g)。そして、その最大の魅力は、クラムシェル型ノートのような使いやすいキーボードが付属しながらも、価格が安く入手しやすい点にある。日本HPの直販サイト「HP Directplus」では最小構成価格5万9800円(税別)と、リーズナブルな価格で販売されている。今回はこの「HP Pavilion x2 10-n100」につていて、実際の使い勝手や各種ベンチマーク結果を紹介しよう。
主なスペック | |
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製品名 | HP Pavilion x2 10-n100 |
価格(税別) | 5万9800円から |
CPU | Intel Atom x5-Z8300(1.44GHz) |
メインメモリー (最大) |
2GB(DDR3L) 1600MHz |
ディスプレー (最大解像度) |
10.1型IPS(1280×800ドット)、マルチタッチ |
グラフィックス 機能 |
Intel HD Graphics(CPU内蔵) |
ストレージ | 64GB eMMC |
LAN機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インター フェース |
USB 3.0端子、USB Type-C(USB 2.0)端子、microsHDMI端子、Bluetooth 4.0 |
カードスロット | microSD/SDHC/SDXC対応 |
カメラ | 有効画素数約92万画素Webカメラ |
センサー | 加速度、ジャイロ、デジタルコンパス、周辺光 |
サウンド機能 | B&O Play ディアルスピーカー、デュアルマイク、ヘッドホン・マイク兼用端子 |
サイズ | 本体:約幅265×奥行き175×高さ10.0mm、キーボード装着時:約幅265×奥行き183×高さ16.7(最厚部20.0)mm |
重量 | 本体:約595g、キーボード装着時:約1.15kg |
バッテリー 駆動時間 |
約9時間30分 |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
多様な使い道がうれしいコンパクトなボディ
HP Pavilion x2 10-n100のボディは非常にコンパクトだ。本体サイズはタブレット時:約幅265×奥行175×高さ10mm。付属のキーボードドックを装着した状態では、約幅265×奥行183×高さ16.7~20mmとなる。フットプリント(設置面積)としては、B5サイズ(幅257×奥行き182mm)よりも長辺がわずかに大きい(プラス8mm)程度だと考えれば、サイズ感をイメージしやすいだろう。
重量はタブレット時で約595g、キーボードドック接続時で約1.15kgだ。タブレット時の重さは標準的ではあるものの、キーボードドックと一緒に持ち上げるとやや重く感じる。だがクラムシェル型ノートと考えれば非常に軽く、実際にバッグの中に入れて外出先に持ち歩いてみたのだが重さはそれほど気にならなかった。
本体カラーとしては、サンセットレッドとブリザードホワイトの2色が用意されている。今回試用したのはサンセットレッドのモデルで、鮮烈な赤いボディがとても印象的だ。ボディの素材には一般的な樹脂が使われているが、メタリック調のマット仕上げとなっており安っぽさは感じられない。指紋や油脂による汚れが目立たない点もうれしい。
HP Pavilion x2 10-n100は液晶ディスプレーの向きを変えてキーボードドックに接続することで、さまざまなスタイルで利用可能だ。接続にはマグネット方式が採用されており、液晶ディスプレーをキーボードドックに近づけるだけでスルッと装着できる。取り外しはやや強めの力がいるものの、基本的に取り外しは容易だ。