ミラーレス市場でまずは2位狙う
「デジタルカメラやインクジェットプリンターなどの主要製品においては、シェアナンバーワンの実現および維持に取り組む。ミラーレスカメラは、現在、3番手の位置。まだまだ市場拡大の余地があるこの分野においても、一眼レフカメラ、コンパクトデジカメと同様に、トップシェア獲得を目指す」と宣言する。
ここでは、エントリー層の拡大と写真愛好家の育成による「ステップアップ戦略の推進」、「ミドル機、ミラーレス機、交換レンズの商品力強化」に取り組む考えだ。
キヤノンマーケティングジャパン イメージングシステムカンパニープレジデントである八木耕一常務執行役員は、「2015年第3四半期および第4四半期では、かなりの台数のミラーレスカメラを出荷することができたが、まだ満足はしていない。現時点では新製品について、言及することはできないが、2016年第3四半期、第4四半期に向けてミラーレスの市場が拡大すると予測している」とし、「ミラーレスカメラ市場におけるキヤノンのシェアは、一昨年は4位、昨年は3位。今年はぜひ2位を目指したい。そして、2位というのは、途中の目標。一刻でも早く、ナンバーワンの座を取りたい」と意気込む。

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