このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

業界人の《ことば》から 第110回

利用シーンを想定した、ユニークな宣伝活動を

EOS 7D MarkIIが登場、鉄道・野鳥好きのハイアマチュアに

2014年09月24日 09時00分更新

文● 大河原克行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のことば

「スマホが増加するほど、レンズ交換式カメラ市場の活性化につながる」(キヤノンマーケティングジャパンの川崎正己社長)

EOS 7D MarkIIでミドルハイクラスの2トップ体制を強化

 キヤノンは、EOS 7Dの後継機種として「EOS 7D MarkII」を、2014年11月上旬から発売する。

EOS 7D MarkII

キヤノンマーケティングジャパン 代表取締役社長の川崎正己氏はミドルハイの2トップ体制を強化したと紹介。

 「EOS 1D譲りの技術を惜しみなく投入したのがEOS 7D MarkII。卓越した動体撮影性能を備えたAPS-Cフラッグシップ機になる」と、キヤノンマーケティングジャパンの川崎正己社長は語るとともに、「フルサイズ画質のEOS 5D MarkIIIとともに、ミドルハイクラスの2トップ体制を強化できる」とする。

 EOS 7D MarkIIは、最高約10コマ/秒の高速連写と、EOSシリーズの中で最多の測距点数となるオールクロス65点AFを備えたほか、約2020万画素の新開発CMOSセンサーと映像エンジンを2基採用したデュアルDIGIC6により、静止画および動画ともに最高ISO 16000の常用ISO感度を達成し、低ノイズで階調豊かな描写を実現。進化した自動露出(AE)システムにより、被写体検知による高精度な露出制御だけでなく、フリッカー光源を検知し、露出への影響を抑えた撮影も可能となる。

高感度化に加え、高い堅牢性や優れた防塵・防滴性能も備える。

 追従性の高いAFを実現する「デュアルピクセルCMOS AF」を採用したほか、フルHD/59.94pの高いフレームレートでの撮影や、再生互換性の高いMP4形式での動画記録にも新たに対応。さらに、ボディーにはマグネシウム外装を採用した高い堅牢性に加え、優れた防塵・防滴性能も実現したという。

 本体の実売価格は20万8000円になる見込み。本体とEF24-70L IS USMレンズキットは33万8000円。本体とEF-S18-135 IS STMレンズキットは24万8000円。いずれも税別。

 「新たな製品への進化までに5年という歳月を要したが、圧倒的な進化を遂げるということにこだわった。今回のEOS 7D MarkIIは一眼レフの在り方を変える。それだけの性能を持った製品に仕上がっている」と、キヤノン イメージコミュニケーション事業本部副事業本部長の岡田正人執行役員は自信をみせる。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ