美しく頑丈なボディに、B&O協業による高音質スピーカーを搭載
日本HPの「HP EliteBook Folio 1020 Bang & Olufsen Limited Edition」は、12.5型の液晶ディスプレーを搭載しながら、質量約1.2kgの軽量ボディを実現したモバイルノートだ。最厚部15.7mmの薄型設計ながら米軍調達基準(MIL STD 810G)をクリアしており堅牢性に優れている上、ファンレスデザインのため排気熱やファンの回転音が気になることもない。既存の「HP EliteBook Folio 1020 G1」シリーズとの違いは、本体カラーやストレージ容量、スピーカーなどで、本体サイズや搭載するインターフェイスなどに違いはない。フットプリントも従来と同じ幅310×奥行き210で、一般的な13インチクラスのノートよりひと回りコンパクトだ。
米軍調達基準(MIL STD 810G)テストの内容 | |
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落下 | 76㎝、26方向 |
振動 | 車両輸送1600km |
衝撃 | 3方向、18回 |
粉じん | 6時間 |
湿度 | 95%、10日間 |
高度 | 4570m |
高温 | 動作時60度、非動作時71度 |
低温 | 動作時-29度、非動作時-51度 |
温度変化 | 1分以内10度変化 |
「HP EliteBook Folio 1020 G1」既存モデルと見比べていちばんわかりやすい違いが筐体のカラーリングだろう。「HP EliteBook Folio 1020 G1」既存モデルが明るいシルバーを基調としているのに対して、本機は黒に近いグレー(ダークアッシュ)を採用している。また筐体素材が「HP EliteBook Folio 1020 Bang & Olufsen Limited Edition」の筐体はアルミニウム、マグネシウム合金によるもので、「HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition/CT」はマグネシウムリチウム合金、炭素素材(カーボンファイバー)となっている。天板のロゴやヒンジ、キートップの文字などには銅色が採用されており、印象的で上品なアクセントといえるだろう。
天板やボトムケースは既存モデル同様に一体成型で仕上げられており、継ぎ目や凹凸がなく、とてもエレガントで美しい外観。アルミやマグネシウム合金などの素材を使っているだけあって質感も非常に高く、出先にも積極的に持ち歩きたくなってしまうほどだ。
もうひとつ、「HP EliteBook Folio 1020 G1」既存モデルと大きく違うのがスピーカー部。本機は高級オーディオブランドBang & Olufsenのチューニングによるスピーカーを搭載している。それに伴い、ディスプレー左上に「Bang & Olufsen」のロゴがあしらわれ、スピーカーのメッシュも既存モデルのドットではなく幾何学的なパターンに変更された。肝心の音質も非常によく、プリインストールされているサウンドマネージャーを使えば、利用シーンにあわせて音質を調整することも可能。実際にいくつか音楽ファイルなどを再生してみたが、低域から高音域まで自然なバランスで音の抜けもよく、ノートPCの内蔵スピーカーとは思えないような豊かなサウンドだった。動画なども臨場感あるサウンドで楽しむことができた。
コルタナにも役立つ!?
ノイズキャンセル機能を採用の内蔵ステレオマイク
内蔵ステレオマイク×2はノイズキャンセル機能を採用しており、周辺ノイズを低減しながら音声を入力できる。そのため、オフィスや出先でSkypeを使って通話する場合でも、相手とコミュニケーションを取りやすいのがメリット。Windows 10からは音声アシスタント機能「Cortana」(コルタナ)が搭載されており、話しかけて操作することができるが、そうした場合にもノイズキャンセル機能は役に立つはずだ。
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