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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第73回

子供やペットの最高の1枚をiPhoneで撮れるアプリ「BestShutter」を徹底解説

2015年12月16日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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動画からベストショットを切り出す

 被写体によっては、音でこちらを向いたとしても一瞬で、シャッターを切れない、ということがある。筆者の愛犬も似た傾向にあり、写真を取るのには手間がかかった。本アプリはそんな時のために、動画撮影機能も搭載している。単に動画を撮れるだけでなく、動画から任意の1カットを写真として切り出せるのが◎。ちょこまか動く被写体を撮るときには大助かりだ。

 画面の犬が首をかしげているのは、「犬」のサウンドを鳴らしたため。なぜかデフォルトのサウンドは子犬が怖がって鳴いているような音なので、よく聞こうと耳の位置を変えようとして、首を傾げてしまうのだ。結局、うちの犬の場合、紙袋をかさかさする音への反応のほうがよかった。

上部中央のアイコンをタップして動画撮影モードにする

動画撮影中も拡大・縮小が可能

左下のサムネイルをタップすると、撮影した写真や動画の一覧が開く

動画を開くと選択画面が開く。再生したり、左右にスライドしながらベストショットを選ぼう。決まったら、右下のアイコンをタップする

編集画面になる。保存するなら右上のアイコンをタップする

カメラロールに書きだしたり、SNSで共有したりできる

トリミングやフィルターの適用など簡単なレタッチもできる

 サムネイル一覧から写真を選んだり、動画から1カットを切り出すと、編集画面が開く。ここではトリミングしたり、フィルターを適用したりできる。凝ったことはできないので、無理して使わなくてもいいだろう。

編集画面の下にあるボタンでトリミング、フィルター、自動補正などが行なえる

トリミングはアスペクト比を選べる

右下の自動補正機能で、手間を掛けずに露出などを補正できる

20種類の加工フィルターが用意されている。編集が終わったら、右上のボタンから保存したり共有したりできる

子どもやペットを撮るためだけの特化アプリ

 「サウンド再生」機能も搭載している。設定からアプリモードを「撮影」から「サウンド」にすると、音を鳴らすだけのモードになる。リピート再生したり、音量を変更できるうえ、タイマー機能まで備えている。アプリの紹介ページでは、iPhoneとは別のデジカメで撮影する際に注意をひくためのツールとして使える、とあるが現実的ではない。なぜ搭載したのか不思議だが、使わなければいいだけなので問題はないだろう。

メイン画面の右上から「設定」画面が開ける

サウンドモードでは、ベルボタンを押すとサウンドをリピート再生できる

 以上が「BestShutter」の説明書となる。「BestShutter」は子どもやペットの顔をカメラへ向けることに苦労しているなら、イチオシの神アプリ。シンプルな上に録音機能があるので、好みのサウンドを登録できるのがいい。動画からの切り出しもできるので、シャッターが間に合わないということもない。基本は無料というのも気軽だ。気に入ったら、応援の意味もかねて、ぜひ広告非表示機能を120円で購入してほしい。

設定の「課金メニュー」から広告を非表示にできる


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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