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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第19回

水中でも陸上でも使えるWi-Fi延長ケーブルがとても便利

2015年11月10日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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10m版を撮影機材バッグに突っ込んでおきたい

見通しのいい場所の場合、Wireless Lineは不要なくらいだが、このシチュエーションの間に分厚い壁があっても電波を受信できるというのは強みだ

見通しのいい場所の場合、Wireless Lineは不要なくらいだが、このシチュエーションの間に分厚い壁があっても電波を受信できるというのは強みだ

 たとえば、ルーターからスマホの間にWireless Lineを取り付けてみた場合、そのままお風呂に入った場合でも、電波の減衰はほとんどない。まず入手して性能をチェックするときにオススメの方法だ。

 次にアクションカム系のガジェットをモニタリングしながら使用する目的であれば、まずWireless Lineナシでスマホとアクションカムを離してみて、プレビューのビットレートが低下する距離を探り出してみよう。

 GoProやTHETA Sの場合、6mあたりからプレビューのフレームレートが落ちるほか、ファイル転送速度もガクンと落ち込む。

 デジタル一眼レフの場合は、機種によりけりだが、アンテナが弱いものだと、やはり6m前後が限界になりやすい。そういった傾向から、10m版を購入しておくと、6m版よりも持ち運びは少し大変になるが、使い勝手はよくなるだろう。

週アスの記事でも試しているが、水中にアクションカムを突っ込んでも、プレビューはスムーズなままだった

週アスの記事でも試しているが、水中にアクションカムを突っ込んでも、プレビューはスムーズなままだった

 また10m版であれば、室内でビデオ配信を実行する場合にでも、電波強度の確保をしやすくなる。

 会場によっては有線LANが弱いときもあれば、人が多く電波状況の悪い場合もあるため、そういった場合の保険としても役立つ。もうひとつ、スマホとWireless Lineを接続していなくても、数mであれば電波強度は比較的強い状態になるため、受信しやすい場所からケーブルを延ばしておくといった使い方も効果的だ。

限定的な周辺機器かもしれないが人によっては必携

 アクションカムでフレームミングをチェックしながら録画するといった場合に、まず強力な周辺機器になる。本来は水中撮影用なので、水中撮影を趣味としているのであれば、いままで以上に撮影がしやすくなるだろう。取付についても、テープで止めておけばいいので下準備も楽なものだ。

 また、イベントや実況配信で電波強度に悩まされたことがあるのであれば、その補助アイテムとして活躍してくれる。家屋内の特定の場所の電波強度をある程度確保するといった運用にも耐えるため、意外と多くの需要があるのではないだろうか。

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