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四本淑三のダイエット・ギークス 第10回

ダイエット目的じゃなくてもおもしろいガジェット

まだ間に合う? タニタの体組成計「RD-903」は測るだけで痩せるかも

2015年07月26日 12時00分更新

文● 四本淑三

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筋肉の状態を測定する筋質点数がわかれば
どれだけ運動できるか把握できる

 今回の新機種は、昨年発売された「RD-900」「RD-901」の後継機種に当たり、外観は変更を受けていません。新しいのは、タニタによれば世界初という「筋質点数」の計測ができるようになった点です。

 これで記録されるデータは、体重、BMI、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、筋質点数、推定骨量、体内年齢、基礎代謝量、体水分率の10項目となりました。

これが新しく計測できるようになった「筋質点数(MQ)」。本体中央部のディスプレーには、各計測項目が循環式に表示されます

従来機種のRD-900/RD-901は中国製でしたが、RD-902/RD-903は日本製になりました

 それにしても筋質点数というのは、一体何なのでしょう? まったく聞きなれない言葉ですが、筋肉の状態を評価する数字のようです。

 筋肉の組織は一様ではなく、筋線維の太さや脂肪などが含まれる量、年齢やトレーニングの量によって、その状態は違ってくるそうです。その状態を「筋質」と命名し、それを評価する0から100までの値が筋質点数ということらしいです。

 従来機種にも筋肉の重さを示す「筋肉量」や、身長に対する筋肉量を示す「筋肉スコア」のような計測値はありましたが、筋肉の状態を示す値ではありません。

 たとえば風邪でしばらく寝込み、回復した後に階段を駆け上がろうとすると、足がフニャフニャで付いてこない、とか。冬の間、全然自転車に乗っていなくて、春めいてきて急にペダルを踏みこんでも、まったく力が入らずろくに坂も登れないない、とか。このような場合は、おそらく筋質点数も落ちているのでしょう。

※ 年齢や性別による筋質点数の違いなど、筋質点数の詳細はタニタのサイトで

 理屈はともかく、自身の筋質点数を測ってみました。

世界初の機能を使った私史上初の筋質点数は「74」。私が属する「50代」「男性」の標準は45~71らしいので、74はなかなか高い! と喜んでいたものの……

(次ページでは、「体組成計は測るだけで痩せる?」)

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