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エレコムの本気度を感じる2タイプのイヤホンが登場!

BA型とダイナミック型のイヤホン、好みの音質はどちらなのか聴き比べてみた

2015年07月30日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●村山剛史/ASCII.jp

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好みの音質はどちらか聴き比べてみた

 早速2つの製品の音質はどうなのか、筆者であるいーじまと、ASCII.jp カイヅカの2人が聴き比べてみた。

 まずは『AQUA EHP-BS100』シリーズのほうから。

ボーカルの余韻や息づかいを感じられる――ASCII.jp カイヅカ
ピアノの響きと余韻が楽しめる――いーじま

『AQUA EHP-BS100』シリーズ

ASCII.jp カイヅカ BAドライバー1基だと低域の量感のなさが弱点になりがちだが、このモデルは低域のボリューム感に定評のあるノウルズ・エレクトロニクスのドライバーを採用。BA型ならではのボーカルが消え入る余韻や、息づかいはしっかり感じられるのに、低域の量感も犠牲になっていない。重量は重めで、堅牢感あり。どんぐりのようなつまみやすい形状で、装着しやすい。

いーじま まず、ズッシリくる重量感が好き。ノウルズ・エレクトロニクスのBAドライバーということで、中高音域の解像感が高く、低音域は落ち着いた響きなので、クラシック系音楽がとても聴きやすい。クラシックだと強弱が激しいから周囲の音が大きいと聴きづらくなるが、これは密閉感があり周囲の音もあまり気にならない。ピアノの響きと余韻が楽しめるイヤホンだね。

 続いて『EHP-CA2D3510』シリーズ。

ドライバー2基とは思えぬ軽さと装着感――ASCII.jp カイヅカ
テクノやダンス系音楽にピッタリでコスパ◎――いーじま

『EHP-CA2D3510』シリーズ

ASCII.jp カイヅカ およそ直径6mmのダイナミックドライバー2基というなかなか見ない構成。ダイナミック型ならではの迫力と、オーバーイヤーのヘッドホンで聴くのに近い音場感がある。低域には重量感があり、ロックやクラブなどビートの効いたジャンルとの相性は特によさそう。装着感は軽めで、長時間の使用でも耳に負担がかかりにくいのもいい。ちなみに視聴した曲は「ねごと/sharp♯」。

いーじま 中高域の解像感はAQUAほどはないものの、低音はAQUA以上にしっかり響いているので、テクノやダンス系音楽にピッタリじゃないかな。私の大好きなPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲にもピッタリ。ボーカル曲でもボケずにしっかり脳まで届く。iPhoneの標準イヤホンより全然いい。これで実売で5300円前後だから、コスパ最強かも。

 ということで、筆者的にはクラシック系をよく聴くほうなので、AQUAのほうが好みかな。ASCII.jp カイヅカは、逆に『EHP-CA2D3510』シリーズのほうがしっくりくる感じのようだ。

 どちらの製品も、いつも通勤時に聴くスマホに装着してもらいたい。イヤホンを替えるだけで楽曲の聴こえ方がガラリと変わる。「今までこんなしょぼい音で聴いていたのか!!」と嘆くことまちがいなし。ぜひ購入してエレコムの本気度を感じ取ってほしい。

『AQUA EHP-BA100』シリーズの主なスペック
サウンドシステム 密閉型
装着方式 耳栓タイプ
ドライバーユニット バランスド・アーマチュア型(シングル)
スピーカ入力インピーダンス 48Ω
音圧感度 106dB/1mW
最大許容入力 40mW
再生周波数帯域 20Hz~20kHz
コード長 1.2m(Y型)
プラグ φ3.5mm 3極ミニプラグ(L型)
外形寸法 本体:幅11.5×奥行20×高さ20mm(コード含まず)
カラー ブラック
質量 約12g(コード含まず)
付属品 イヤーキャップ(S/M/L)、クリップ、ポーチ、保証書
環境配慮事項 RoHS
保証期間 6ヵ月
『EHP-CA2D3510』シリーズの主なスペック
サウンドシステム 密閉型
装着方式 耳栓タイプ
ドライバーユニット ダイナミック型 φ6.0mm(片側2個使用)
スピーカ入力インピーダンス 10.6Ω
音圧感度 104dB/1mW
最大許容入力 3mW
再生周波数帯域 20Hz~20kHz
コード長 約1.2m(Y型)
プラグ φ3.5mm3極金メッキステレオミニ(L型)
外形寸法 本体:幅13×奥行23×高さ18mm(コード含まず)
カラー ブラック
質量 本体:約4g(コード含まず)
付属品 イヤーキャップ(S/M/L)、コードクリップ、保証書
環境配慮事項 RoHS
保証期間 6ヵ月

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