2015年に入って早々に、エレコムから発表された新型無線LANルーター。従来製品と比較するとアンテナ感度が格段に向上した「全部入り」製品だ。その製品特徴をさっそくチェックしていこう!
エレコムの新フラグシップは敏感仕様
2つの独立アンテナで感度向上
新年早々発表されたエレコムの新型無線LANルーターは、据え置きタイプ3製品とコンパクトタイプ2製品の計5製品。そのうち4製品までがWi-Fiの最新規格IEEE 802.11acに対応。特に据え置きタイプは、どれを選んでも最新規格で通信できるのがうれしい。今回は、上位機種3製品をみていこう。
フラグシップモデルである「WRC-1750GHBK2-I」の最大転送速度は11ac(5GHz)時で1300Mbps(理論値。以下同)、11n(5GHz/2.4GHz)時で450Mbpsとなっている。同時発売のスタンダードモデル「WRC-1167GHBK2-I」も同じく11ac対応製品で、最大通信速度は11ac(5GHz)時で867Mbps、11n(5GHz/2.4GHz)時で300Mbps。
この両機、最大転送速度以外は外観を含め共通点が多く、特に通信速度・感度の向上には力が注がれている。先に触れた通り、IEEE 802.11acの採用で5GHz帯と2.4GHz帯のデュアルバンド対応に加え、有線/無線通信をハードウェア処理することによって通信速度の飛躍的な向上を実現。すでにギガクラスに到達している光回線の恩恵を存分に享受できる。
我々がルーターを買い替える最大の理由は、ネット環境をより速く、より使いやすいモノにするため。だからこそ、通信速度向上に関する進化が最重要ポイントであることは言うまでもない。
その点、今回のエレコム新型無線LANルーターは非常にまっとうな進化を果たしている。次ページから詳しく見ていこう!