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エレコムが海外中心に販売するレアなBluetoothスピーカーを求めて

「これはカプセル薬ですか?」「いいえBluetoothスピーカーです」

2015年01月28日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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メタリック感のあるカプセル薬のような形状が可愛らしい。今回は変わりダネBluetoothスピーカーを紹介

 楽曲を詰めこんだスマホやタブレットとBluetoothスピーカーとの相性は異常なほどバツグン。いまや据え置き型スピーカーのファーストチョイスと言っても過言ではないだろう。

 豊富な価格帯ごとに様々な種類の製品が揃っていて選び放題の状況だ。そうなると「私は周りとひと味違う1台が欲しい!」となるのが人情というもの。そこで今回は、エレコムが海外ショップを中心として展開を始めたばかりの、変わりダネBluetoothスピーカーを紹介しよう。

カプセル薬をそのまま巨大化させたようなフォルムだが
侮れない音質に驚愕すること請け合い――「capsule」

Bluetoothステレオスピーカー「capsule」(LBT-SPPCPSLシリーズ)。発売中で価格はオープン

 「capsule」(LBT-SPPCPSLシリーズ)は、海外のエレコムショップを中心に発売されているBluetoothスピーカーだ。左右2つのユニットで構成されていて、ユニットを合体させると、製品名の通りにカプセル薬のような外観になるのが大きな特徴だ。

 ユニット1つのサイズは、幅60×奥行き71×高さ62.5mm。2つのユニットを合わせた重量は約255gとなっている。

 左右のユニットの色が異なっていて、「ブラック×レッド」「オレンジ×ゴールド」「シルバー×ブルー」の3種類のカラーバリエーションが用意されている。専用クレードルを使うワイヤレス充電が可能で、約1.5時間の充電で最大6時間の連続再生を実現する。

 なお、充電時には左右のユニットを合体させてカプセル形状にしつつ専用クレードルに載せる形をとる。

ユニットを分離させるとスピーカー状態にになる。完全ワイヤレスなので、左右の間隔を自由にとって配置できる

 このcapsule、ユニークな形状だけがキモではない。このところポピュラーなBluetoothスピーカーの形状に“バータイプ”の製品がある。持ち運びしやすく手軽に扱えるが、左右のスピーカーの間隔が狭い(変更できない)のがタマにキズ。音の立体感がどうしても犠牲になりがちなのだ。

 その点このcapsuleなら、左右のスピーカーが独立していて、しかもワイヤレスなのでその間隔を十分にとれる。自分の環境に応じて、ペストなポジションで音楽を鑑賞できるというわけだ。

カラーバリエーションは3種類。「ブラック×レッド」はツヤ消しのメタリック色。「オレンジ×ゴールド」「シルバー×ブルー」はツヤツヤのメタリック色だ

 もちろん、音質も侮れない出来。2つのスピーカー出力はそれぞれ4W(合計最大8W)で、低音を増強するためにパッシブラジエーターを合計4基内蔵。結構な音量で音楽を再生しても、音が割れずに綺麗に響く。海外向け製品ということもあり、屋外で派手に鳴らすこともある程度考慮に入れているのだろう。

パワフルでクリアな音質は意外なほど。どうせ形だけでしょ、と思っていた筆者だったが実際音を聴いて考えを改めた次第……

 対応プロファイルはA2DPとAVRCP、そして著作権保護技術SCMS-T方式に対応し、ワンセグなどの音声もスピーカーから鳴らせることは押さえておきたい。

 なお、スマホやプレーヤーとタッチしてBluetooth接続できる「NFCペアリング」にも対応。最大で8台までのデバイスとマルチペアリング可能なので、「スマホでは購入した楽曲、タブレットではYoutube再生、ノートPCではワンセグを……」といった複数デバイスの使い分けも、煩わしい設定要らずなのはうれしい。

充電時にはこの専用クレードルに左右ユニットを合体させて載せる。クレードルへの給電はmicro USBケーブルを使う

電源ON/OFFボタン、ボリューム調整ボタンはスピーカー上部に配置されている。ちなみに、左右のユニットはマグネットでピッタリくっつく

 このcapsuleは、デザインと実力が伴ったBluetoothスピーカーとして注目したいアイテムだ。

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