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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第135回

ARROWS NX、Xperia Z4、Galaxy S6、夏最強スマホのカメラをチェック

2015年07月20日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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ARRROWS NXのカメラは
潔すぎるシンプル機能

 ここからはそれぞれのカメラに搭載されているオリジナルの機能、特長的な機能を紹介していく。とはいえARROWSシリーズは毎度のことだが機能はとてもシンプル。

 目立つものではセルフタイマー(2秒と5秒)、HDR、手ブレ補正、タッチシャッター、パノラマ撮影といったところ。フラグシップ機なのにという感もあるが、それだけオートでの撮影に自信があるということだろう。

 もちろん操作に迷うこともなく、わかりやすいのは間違いない。あとは各種カメラアプリを追加して自由にカスタマイズすればいいとも言えるわけで、ある意味スマホらしいのかもしれない。

画像サイズやHDR撮影などの切り替えは可能だが、とことんシンプルなARROWS NXのカメラアプリ

Xperia Z4は顔写真も楽しく加工できる

 Xperia Z4はリアルタイムで画像を加工できる新機能が増えた。顔の画像を加工する「スタイルレポート」と「ARマスク」がそれ。より人物撮影が楽しい。

 また他機種でもときどき見られるが、アウトカメラとインカメラを同時に使う「フェイスインピクチャー」、会話や音を撮影と同時に録音する「サウンドフォト」などもある。

 他に「ARファン」「ARエフェクト」という写真にさまざまな物体が入り込むモード、カメラ、スマホとつながる「マルチカメラ」、動画から選んだ部分をスローモーションにできる「タイムシフトビデオ」、多彩な加工ができる「クリエイティブエフェクト」も従来と同様に搭載。

Xperiaシリーズらしく、撮影を楽しむためのさまざまなアプリや機能が用意されている。こんな変顔のエフェクトも

顔用のエフェクトのほかにも、リアとインの写真を合成する機能なども用意されている

 マニュアルモードではシーンセレクションを選べるほか、クイック起動(初期設定で有効)もあり、相変わらずカメラの機能は充実しており、カメラ好きには満足できそうだ。

オリジナルの機能が豊富な
Galaxy S6 edge

 独自性がいかんなく発揮されているのはGalaxy S6 edgeだろう。とにかく風変わりな機能があって、いじる楽しみがある。

 まず撮影モードにマニュアル設定が細かくできる「プロモード」。従来からある撮影後に焦点を変えられる「選択フォーカス」、スローモーション、ファストモーションを用意。

プロモードでは設定をマニュアルで細かく変更できる

 「バーチャルショット」を使うと、被写体をぐるりと囲むようにまわり、さまざまな角度で被写体を確認できる。

バーチャルショットでは、正面から横や裏へと回りこめる写真が作れる

 またインカメラには自分撮り関連のモードを用意しており、「ワイド自分撮り」「インターバルショット」がある。「ワイド自分撮り」ではパノラマ撮影のように左右を広く撮影し多くの人を入れて収めることが可能。「インターバルショット」では2秒間隔で4枚の自分撮りが可能。これは表情を変えたりするなどして楽しめそうだ。

ワイド自分撮りでは、端末を手動で傾けることで、広角の自撮りが可能だ


XperiaとGalaxyの一騎打ちの行方は?

 撮影時のスピード、画質、独自の機能という3点でXperia Z4とGalaxy S6 edgeがぶつかり合っている。ARROWS NXは残念ながら起動時間、撮影間隔でちょっと差がついてしまった。

 ここはサクサク撮れることを重視して、起動、撮影間隔でリードしたGalaxy S6 edgeを勝ちとする。これで2勝目。スピード勝負となるとめっぽう強い印象があるのがGalaxyだ。

 Xperia Z4もカメラに関しては初心者、上級者ともに満足できそうで、さすがの印象。ARROWS NXも凝った画像を撮るつもりがなければ問題はない。いつまでこのシンプルUIを続けるのか、いつどんな変化を加えるのか気になる。

 次回は最後となるスタミナ比較。また紹介しきれなかった独自機能をとりあげる。スタミナに関しては3機種とも大容量バッテリーを搭載しているので、その結果はどうなるだろうか。


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