軽さに加えて、使いやすさ、検出率も高評価
ESETの認知度は、日本ではまだまだ低いが、未知の脅威に対抗するヒューリスティック技術をいち早く実装した企業としても知られている。また、創業以来、「軽快さ」、「使いやすさ」、「高いウイルス検出率」を製品開発のポイントに位置づけており、とくに軽快さについては、競合他社に比べて高い評価を受けている。一般的に相反する「高いウイルス検出率」と「軽快な動作」を両立している点は、同社セキュリティソフトウェアの最大の特徴といえる。
ESETのリチャード・マルコCEOは、「PCの性能は、セキュリティソフトウェアを動作させるためにあるのではない」と語り、他社のセキュリティソフトウェアが、その動作のために多くのリソースを活用。セキュリティソフトウェアを導入した結果、PCの動作が遅くなることを指摘してみせる。それだけ、軽快さには自信をみせる。動作待機時のメモリ使用量が少ないことも特徴で、日本における調査でも軽快さへの評価は最も高い。
そして、ウイルス検出率については、アンチウイルス業界で最も権威があるといわれる研究機関の英Virus Bulletinによる「ウイルス検出率100% AWARD」において、これまでに89回と最多受賞の記録を更新中。日本においても、IT専門誌の顧客満足度調査でナンバーワンに選ばれ、同調査では、性能、信頼性を含む全項目で最高スコアを獲得したという。
ちなみに、2013年8月に、角川アスキー総合研究所が実施したウイルス対策ソフト満足度調査2013では、ESETセキュリティソフトウェアシリーズが、12項目中11項目の評価項目で最高スコアを記録し、2年連続で総合満足度No.1を獲得している。
この連載の記事
-
第606回
ビジネス
テプラは販売減、でもチャンスはピンチの中にこそある、キングジム新社長 -
第605回
ビジネス
10周年を迎えたVAIO、この数年に直面した「負のスパイラル」とは? -
第604回
ビジネス
秋葉原の専門店からBTO業界の雄に、サードウェーブこの先の伸びしろは? -
第603回
ビジネス
日本マイクロソフトが掲げた3大目標、そして隠されたもう一つの目標とは? -
第602回
ビジネス
ボッシュに全株式売却後の日立「白くまくん」 -
第601回
ビジネス
シャープらしい経営とは何か、そしてそれは成果につながるものなのか -
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 - この連載の一覧へ