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業界人の《ことば》から 第143回

ESETのCEO、国内も世界も3位のシェアまで伸ばす

2015年05月12日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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今回のことば

「PCの性能は、セキュリティソフトウェアを動作させるためにあるのではない」
(ESETのリチャード・マルコCEO)

いま伸びに伸びているセキュリティーソフト

 スロバキアのESET(イーセット)は、法人向けセキュリティ対策ソフトウェア「ESET Endpoint Protection v6」を開発。2015年秋から国内総販売代理店であるキヤノンITソリューションズを通じて、国内販売を開始する。

 独自開発のヒューリスティク技術により、不正送金ウイルスや、標的型サイバー攻撃、脆弱性を狙った攻撃といった新種の脅威に対抗するための基本機能に加えて、多重防御の機能を搭載したのが特徴だ。

国内での満足度の高さを示すチャート

国内でも順調にユーザー数を増やしている

 ESETは、1987年に最初のウイルス対策ソフトを開発。1992年には法人化して事業を開始。現在、全世界180カ国で、1億人以上が利用しているという。日本では、2003年からキヤノンITソリューションズが取り扱いを開始し、現在、国内の法人向けセキュリティソフト市場において、10.9%のシェアを獲得。2010年度から2014年度までの成長率は43.3%と最も高い伸びを示している。法人向けだけでなく、個人向けにも製品を展開。WindowsやMac、Androidの各種デバイスに対応。法人向けでは、このほど、Linuxにも対応した。

国内法人向けでの満足度は高い

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