同社が新たに発売する法人向けセキュリティ対策ソフトウェア「ESET Endpoint Protection v6」は、クライアント管理プログラム「ESET Remote Administrator(ERA)」を刷新。これまで評価が高かった「高いウイルス検出率」と「軽快な動作」も維持しているのが特徴だ。
個人情報やFTPアカウントの盗用をブロックする「エクスプロイト ブロッカー」を搭載したほか、パーソナルファイアウォール機能を利用して通信を解析。ボットを検出する「ボットネット プロテクション」や、難読化されたマルウェアも検出する「アドバンスド メモリスキャナー」、既知の脆弱性やセキュリティホールを悪用したウイルスによる攻撃や、ハッキングによる外部からのネットワーク攻撃に対する防御力を高めた「バルナラビリティシールド」を搭載している。そして、「セキュリティソフトウェアを動作させていてもPCのスピードが落ちないのも特徴」だとする。
一方、ERAは、「いままでのアーキテクチャーにとらわれずに、過去5年間の歳月をかけてすべてを見直した」(マルコCEO)もので、延べ数カ月間に渡り、日本を含む6カ国でユーザーヒアリングを実施。この結果に基づき、幅広い業種や規模の顧客に対応し、情報システムの管理者が使いやすく、運用しやすい製品へと進化を遂げたという。
日本のユーザーからの声を反映したものとして、新たな製品に自動的に入れ替えることができるRIP & REPLACE機能を搭載したという。 なお、ERAは、発売に先駆けて、「クラウド対応ERA(仮称)」として先行評価版を、2015年6月末から提供を開始する予定だ。
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