このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ヒロオカ・ユースケの「IT斬鉄剣」 第15回

今宵、ThinkPad Yoga 12についてThinkしてしまった……。

2015年03月06日 22時00分更新

文● ヒロオカ・ユースケ、題字● 能登有沙、
動画● 鈴木誠史、編集● ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

“4in1”スタイルのThinkPad、まずはおさらい!

 まず紹介したいのは製品名の由来にもなっている「Yogaスタイル」だ。360度回転するヒンジにより、4つのモードで利用できる。

 1つ目はタブレットモード。やはりWindows 8系にはタッチ操作が似合っている、と拙者は思う……。Windows 8.1 Proを搭載し、10点マルチタッチも相まって、非常に使いやすいモードだ。本体に収納されたペンを使えば、細かな作業もしやすい。

 2つ目はテントモード。タブレットモードからヒンジを少し開いたこのモードは、フットプリントを自在に調整できる故、場所を選ばずにプレゼンテーションなどに使用可能。たとえば、新幹線の机など、狭いところでも使える。うむ、安定感もありこれは中々に便利そうではないか。

 3つ目はスタンドモード。これは、複数人で資料や動画を見るのに適したモードだな。ビジネスシーンだけでなく、小さな子どものいる家庭で使うのにも向きそうだ。

 4つ目はラップトップモード。普段、最も使用するモードではないだろうか。これに関しては、特に利用シーンで言及することはなさそうだな、う〜む……。

 おっ、今までディスプレーメインのモードであったので触れていなかったが、いかにもレノボらしい物があるではないか! 赤いトラックポイント!! キーボードの中央に位置するこれが、やはりなんといっても使いやすい。

 この独特なグリグリ感。操作性はもちろん、ものすごく個人的なことで申し訳ないが、この感触が大変、好みである。うむ。

トラックパッドにハードウェアキーが戻ってきた!

 そしてトラックパッドに注目していただきたい! 前モデルまでは「5ボタンクリックパッド」として5つのボタン機能を持つ一体型のパッドだったが、以前のハードキーが独立したタイプに戻っている!! 

 Windows 8をプリインストールするようになった頃、ノンタッチモデルの購入者の使い勝手に配慮する意味もあり、導入した5ボタンクリックパッドだが、レノボによれば、予測よりもタッチモデルの購入者が多かったそう。

 レノボでは、常にユーザビリティの向上をはかり、ユーザーの使いやすいものを提供することが大切だと考え、今回、以前の独立型に戻したようだ。

 これは凄い点ではなかろうか!! ユーザーのことを真剣に考えているメーカーならではの変化だと思う!

 そしてキーボードも非常に打鍵感が良く打ちやすい! 長時間の入力でもあまり疲れることはなさそうだ。

 む……? キーボードといえばタブレットモードの時は如何様になっているのだろうか? 先程は特に違和感なく使用できたが……。まぁ、これだけ良く考えられているのだ、キーボードが反応しないようにし、誤入力されることは防いでいるのであろう。

 しかし、利用スタイルを増やすことで便利になるのは良いが、タブレットモードを多用しているとキーが傷んできそうだな。そこが勿体な……っっ!? 

 キーボードがない……いや、

 タブレットモードに移行する際、フレームが「Lift'n' Lock」しているのだ。誤入力が無いどころか、キーも傷まず、そして持ちやすさの向上にも繋がっているということか! これは恐れいった。なんとも素晴らしい機能ではないか!! 

Lift'n' Lock キーボードとは?

 初代ThinkPad Yogaからの仕様。タブレットモードへの移行時に、フレームとキーが水平になるところまでキーボードのフレームがせり上がり、キーをロックする機構だ。これにより、タブレットモード時の誤操作を防ぎ、「背面がかちゃかちゃする」ことを防いでくれる。

 そして、Yoga 12のプロセッサーはインテルの第5世代CPU Broadwell-U。カスタム・セレクトモデルがCore i5-5200U(2.2GHz)、ファースト・セレクトモデルがCore i3-5005U(2.0GHz)を搭載するぞ。バッテリー駆動時間や処理性能も伸び、あらゆる箇所に磨きがかかっているのだ!

まさに、ユーザーのことを“Think”している!

 様々なシーンでの利用を可能にする4つのモード。キーボードを収め、扱い易くする機能。ユーザーの声を反映する姿勢などなど。

 まさにユーザーの事をThinkしている素晴らしい製品であった(「ThinkPad」の本来の由来ではないが……)。

 うぅ……また物欲を唆る物を斬ってしまった……。

 したらば、これにて御免!! 

ヒロオカ・ユースケも2部に出演!!
スタイルキューブの新人メンバーによるイベント
「Style Academy challenge stage vol.4 ~審査員はあなた~」開催!!

 スタイルキューブ所属&研修生の審査を兼ねた公演は、お客様も審査の一部にご参加いただけます。

 熱のこもった緊張感あふれるサバイバルステージ!! 最後までお見逃しなく!!

開催概要

  • 日時:2015年3月8日
     1部12:30開場/13:00開演
     2部19:00開場/19:30開演
  • 会場:初台The DOORS
  • 出演: スタイルアカデミー2期生 Jugend Stil、奥山敬人 井上雄介 清水亜里沙 高橋結佳 高橋菜々美 大木理加 打上隼己 廣岡優介 ほか
  • ゲスト: 能登有沙 木村優
  • チケット: 2000円(税込・ドリンク別/パンフレット付き)
  • チケット購入方法: 当日券を会場入口受付にてお求め下さい。(販売時間12:00〜/18:30〜)
  • 主催:スタイルアカデミー
  • 協力:株式会社スタイルキューブ
  • イベント公式ページhttp://styleacademy.jp/event.html

廣岡優介(ひろおかゆうすけ)

7月14日生まれ 東京都出身

スタイルキューブの若手男性声優企画【Jugend Stil】(ユーゲントシュティール)メンバー。声優としてPS3「フェアリーフェンサーエフ」、PS4「オメガクインテット」への出演のほか、毎週金曜日21時〜配信中のUstream番組「Jugend Stil週間定例報告」に出演中。特技は各携帯キャリアの販売スタッフ経験を活かした“携帯アドバイス”。

前へ 1 2 次へ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中