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2015年の転換期、メーカーはパソコン市場をこう考えている 第4回

多くのユーザーの声を聞いてさらに高みを目指す

今年の東芝は“本当に使える”を目指したタブレットで攻める

2015年02月26日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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dynabook Tab S90/S80/S68は3つの研究所の総合力

──先ほどのお話であったと思いますが、東芝のAV機器など別の技術も取り入れられるんですね。

寺内 「東芝では、5、6年先の将来を見越した研究をしているチームと、2年ぐらい先の製品事業の研究をしているチームがあります。また、パソコンの研究部隊とテレビの研究部隊が同じ建物にいます。技術的交流もさかんに行われており、色んな技術が混ざり合って商品ができています。今回ご紹介しているdynabook Tab S90/S80/S68は、3つの研究所の総合力といったところです」

── dynabook Tab S90/S80/S68は、技術が詰まったタブレットということですね!

寺内 そうですね。タブレットが出始めたころから、タブレットではあれができるこれができるという漠然とした部分が色々あったのですが、実際に使えるタブレットになっているかというと、当初予定しているほどではないです。実際に、タブレットを買う人は、ある程度のトレードオフを覚悟して買う人が多い気がします。そんな障害をある程度取り除けたのがdynabook Tab S90/S80/S68かなと思っています。先進の技術を、フラッグシップのハイスペックモデルだけでなく、お求めやすい価格帯のタブレットにも盛り込んでいます

── 今後どのように展開されていく予定なのでしょうか

夷隅 「まずは『dynabook Tab S90/S80/S68』を多くのお客様に使っていただく事に全力を注ぎ、とにかく商品の良さを実感していただいて東芝のタブレットファンを増やしたいですね。そして使っていただいているうちに、さまざまなご要望が湧き出てくると思いますので、それを吸い上げさせていただき次の商品へと反映させていきます。当社にはその気概と技術力がありますので」

── 最後に、今年の意気込みをお願いします

夷隅 「2015年は東芝が世界初のラップトップPCを販売してから30年という節目の年です。今までも革新的なものを出してきた企業であるという自負がありますので、新しい市場を切り開く革新的な商品を世に送り出した年、としたいです」

── ありがとうございました。

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