2015年の転換期、メーカーはパソコン市場をこう考えている 第4回
多くのユーザーの声を聞いてさらに高みを目指す
今年の東芝は“本当に使える”を目指したタブレットで攻める
2015年02月26日 09時00分更新
東芝の技術を詰め込んだWindowsタブレットが「dynabook Tab S90」「dynabook Tab S80「dynabook Tab S68」
各社が2015年春モデルのパソコンを続々登場させる中、東芝も第5世代プロセッサーを搭載するモデルなど様々なパソコンを市場に投入した。しかし今イチオシの製品は、2014年11月に発表したWindowsタブレット「dynabook Tab S90」「dynabook Tab S80」「dynabook Tab S68」だという。これらのタブレットを、2015年に販売開始した最新ノートもある中で推す理由としては、今までありそうで無かった新しいコンセプトの商品であり、かつそれを支える東芝の技術が集約されている商品であるという点にある。その真意と2015年の指針を、パーソナルソリューション事業部 PS第三部 商品企画担当 参事の寺内亨氏、国内営業統括部 国内マーケティング部 マーケティング担当の夷隅嘉晃氏に聞いた。
基本的には全部オシです!
── こちらにズラリと並んだ製品がイチオシの製品でしょうか
夷隅 「基本的には『全部オシ」です。例えば「dynabook T85/T75/T65/T55」などのスタンダードノートPCや「dynabook KIRA」シリーズは、筐体の薄さ、軽さ、長時間バッテリー駆動、映像など画質へのこだわりが特徴ですので、それらをさらに生かすインテル第5世代のプロセッサーを新たに搭載しました。
またハイスペックで採用されていることの多いタッチパネル対応をお求めやすい価格帯のノートPCの「dynabook N51」や「dynabook N61」にも搭載しています。
── この中から一番はこれ! ではないんですね
夷隅 「そうです。当社ではさまざまなニーズに沿った商品をそれぞれにご用意していますので、それぞれが「イチオシ」で「全部オシ」なのです。
ただ、中でも特にご紹介させていただきたいのは、Windowsタブレット『dynabook TabS90/S80/S68』です。今まで、ありそうで無かった『ビジネス用途で真に使える』がコンセプトの、ホビー用途とは一線を画した商品です」
(次ページ「“使えるツール”として企画したWindowsタブレット『dynabook Tab S90/S80/S68』」へ続く)
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