2015年の転換期、メーカーはパソコン市場をこう考えている 第3回
2015年は「Chi」と「黒いZenBook」、だけではない!
“日本で成功すれば、他国でも” ASUSの戦略をさぐる
2015年02月18日 09時00分更新
「Airより薄く、Airよりパワフル」
Chiシリーズの完成度の高さはASUSならでは
2月13日に国内でお披露目となったASUSの脱着式Windowsタブレット「TransBook Chi」シリーズ。概要などはCES 2015ですでに公開されていたが、「(MacBook)Airより薄く、(iPad)Airよりパワフル」「空気よりずっと強い気(Chi)」など、印象的なスローガンとともに改めて国内での販売が発表され、国内の2in1PC市場に新たな話題を巻き起こした。
思えばASUSは、2013年末に10.1型の着脱式「TransBook T100」、Windows/Android両搭載の3way機「TransBook Trio」、少しさかのぼって2013年半ばに5wayの「Transformer Book V」を発表するなど、ほかのメーカーにはないユニークな脱着式/変形Windowsマシンに力を入れているメーカーでもある。
Chiシリーズの大きな特徴でもある、0.Xmm単位で調整したという削り出しのアルミ性ボディーや、マグネット式ながらぐらつきの感じられないキーボードドックといった隙のない仕上げは、変形型PCの市場にいち早く着目し、注力したメーカーだからこそ成し遂げられた部分だと思う。
そんなASUSは、2015年のPC市場をどう考え、どんな切り口で我々の元に届けてくれるのか? ASUS JAPAN マーケティング部 部長のシンシア・テン氏、システムプロダクトマーケティング シニアマーケティング スペシャリストの福島美穂氏、プロダクトマネージメント テクニカルプロダクト シニアマネージャーの西 康宏氏にインタビューし、探ってみた。

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